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院長ブログ > 院長ブログ > 目頭切開術

ここ数週間で立て続けに「眼頭切開術」の修正希望の患者さんがカウンセリングにこられました。いずれの患者さんも「切られ過ぎてしまった」とおっしゃいます。もうすでに何回も修正手術を受けている患者さんもおられました。

以前の記事で書きましたように、目頭切開をする前に切られ過ぎを防ぐためのチェックポイントはあるのですが、とにかく控え目な手術を心がけるに尽きると思います。そのためには「皮膚切除による目頭切開術」は特に要注意です。

それでもこういった事態が避けられないのは、なぜでしょうか?

そういった患者さんにお話を伺うと、目頭切開そのものに最初から希望があった、というよりは「平行型の二重」を希望するにあたって「眼頭切開」の必要性があるために目頭切開術をうけた、という患者さんが多いように考えます。

実際、私も平行型の二重を実現するために目頭切開をすすめることがあります。もちろんその時はovercorrectionに十分に気をつけて極力控え目にデザインをします。

この場合、目頭切開術の役割は目頭側の二重のラインをコントロールするための手術、ぐらいに考えた方が適切かもしれません。

それにもかかわらず、そういった患者さんががっちり「皮膚切開による眼頭切開術」をうけてしまった場合に「悲劇」が生まれるようです。

患者さんの持参する雑誌に載っているモデルさんの目元をみると、結構しっかり眼頭のヒダがあるにもかかわらずきれいな平行型の二重になっている人がいます。またそういった目元のモデルの人が結構人気があるようで、確かにそういったモデルさんの眼は「丸く」見えて優しい印象になっています。

その「二重」がどの患者さんにも実現できるかどうかは別にして、いずれにしても西洋人顔の目元とはまったくちがった平成時代の「嗜好」がそこにあることを、我々40~50代以上のどっぷり昭和のおじさん美容外科医(私を含めて)は、肝に銘ずる必要があります。

以前このブログで、目頭切開術の傷跡を心配する患者さんが多いので傷跡の経過をいつかお見せします、と書いていました。

目頭切開術をうけた患者さんの許可のもとに写真をお見せします。方法は変形Z形成(Transposition Flap法)で行っています。

↓術前と

↓術後5週間

↓同じ人の術後2週間と

↓同じ写真で縫合線を黒線でしめす

この患者さんは術後2週間であまり目立たなくなっていますが、1か月ぐらい赤く目立つ人もいます。

縫合線は全長で約9mm、これを10針で縫っています。抜糸は1週間前後。ルーペ使用、チタン製持針器で縫合しています。

目頭切開術にはいろいろな手術法があります。

先日の学会で、こまちクリニックの土井先生がこの手術法をわかりやすく分類してくれていました。

目頭切開法は大きく分けて「襞を切り取る手術」と「襞の方向を変える手術」に分けられます。

私はもっぱら「方向を変える」手術をしています。

理由は、「切り取る」手術は術後の後戻りの予想が難しい、形が丸くなりやすい、元に戻すのがむずかしい。一方「方向を変える」手術はその逆です。

以前書きましたように、目頭切開手術はどちらかというと「over correction」になりやすいので慎重に受けるべき手術です。

指で鼻の皮膚を引っ張ってシミュレーションをするのですが、このとき片目だけしてみて判断するのではなく必ず両目をしてみておかしくないか確認する必要があります。

術後に傷が目立つ場所ですので、縫合の技術もキーポイントです。2mmの傷縫合に2~3針の縫合が必要です。

私は以前書きましたようにルーペを必ず使用します。肉眼できちんと縫合できる自信がありません。(老眼もありますが・・・)

前回に続いて「目頭切開術」です。

この手術は意外と修正希望が多い手術です。

前回書きましたように、目がよりすぎて印象が変わってしまった、という患者さんの訴えがあります。

目頭の形が希望と違うという患者さんもいます。目頭の形が丸い(Uの字を横にしたような)形が気に入らないというものです。Vの字を横にしたような形が希望だった、とのことです。

いづれにしても、いったん蒙古ひだを形成してできるだけ元に戻してから、そののちに希望の目頭にするということになります。

 

目頭切開術は目が離れている人や蒙古ひだが強い人、平行型の二重を希望する方に行われる手術です。

この手術をすると、顔の印象ががらりと変わることがあります。

やりすぎはあまりいい結果にならないことが多いので慎重に行う必要があります。

一つの目安ですが、眼頭間の距離が30mm以下になると「ありえない顔」になりますので要注意です。

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