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今年も鼻の修正手術を患者さんからそこそこ依頼されました。

鼻の修正手術は難しくて大変な面もありほとほと泣かされることもありますが、逆にそこからいろいろなことを学ばせていただくことも多く、患者さんには感謝とともにその結果に同情することもたびたびです。

修正手術で一番感じることは、前回の手術の傷をもう一度切開して中を拝見することで前医の手術のレベルがよくわかってしまうことです。

本当に上手な先生の術後は、大事な鼻の構造(主に軟骨)がきちんと温存されていてほとんど痛んでいません。術後に生じる瘢痕形成も必要最小限です。

これが乱暴な先生や下手な先生の術後だと、傷の中は分厚い瘢痕に覆われて軟骨そのものを確認することすら困難な場合があります。

そんな中で比較的多い「軟骨損傷」は、鼻の手術の基本ともいえる「プロテーゼ」挿入の術後修正でよく拝見します。

それは片方の鼻翼軟骨が中央あたりで離断されていて、おそらくプロテーゼ挿入時にあやまって切断されたものと思われます。

こういった手術は、鼻の軟骨の解剖をほとんど見たことがない術者によって引き起こされるのではないかと思います。

先日、初回私自身がプロテーゼ挿入した患者さんの鼻を、半年ぶりに今度はオープン法で鼻中隔軟骨延長術をする機会がありました。

その時鼻翼軟骨をしっかり確認しましたが、損傷も離断もなく瘢痕形成もごくわずかでした。

自分の手術の術後の状態を、たまに拝見するのも自分の手術レベルを知る意味で重要なことです。

2013年もあと1週間をきりました。

今年は例年に比べて仕事上もプライベートも思うようにいかなかったことが多かったような気がします。

いろいろ考えさせられた点では、将来につながる1年だった、とポジティブに思うようにしています。

自分の良心に恥じることのないような診療姿勢を持ち続けることの困難さをあらためて痛感しました。

医学としての美容外科を追求し、一方ではほかの科とは違う「美容外科」独自の視点を大事にしていく診療を今後も続けていきたい、と願っています。

私事ですが今年1年かけてプライベートな時間で少しずつ作り上げた渾身の作品です。


D51蒸気機関車長野型(珊瑚模型製キット) 1/80スケール 13mmゲージ

部品点数は350以上、99%以上ははんだ付けで組み立てました。

来年はもっともっと精密なものを作り上げたいと計画しています。

久々に鼻の手術について書きます。

今年1年間を振り返っても、やはり鼻の手術は多くしかも大部分が他院の修正手術でした。

前医で行われた手術には、大がかりな複雑な手術から、簡単な手術までいろいろでした。

ここからも、鼻の手術の難しさがわかります。

簡単に言ってしまうと、鼻の手術はその結果を見ないと患者さんの本当の御希望が何だったか、それをかなえる本当の手術は何だったのか、を判断するのはむずかしい、ということになります。

患者さんからすると術前に考えていた鼻にしてもらうために手術を受けるのであって、結果から判断するのでは本末転倒になります。

そこで術前に詳しくお話をさせていただいたり、写真をとったり、モニターや芸能人の写真を見てみたり、コンピューターでシミュレーションをしてみたりして、できるだけ術前の段階で術後のイメージを共有することが必要になります。

一方、鼻はまぶたとちがってそれ自体はほとんど動きがないようにみえるパーツですが、鼻の両側の頬や上口唇は表情とともにかなり大きく動き、その影響で鼻の位置や形が相対的に違って見えてしまうことがあります。

つまり無表情の時に理想的な鼻であっても、日常の生活の中で作られる表情やちょっとした顔の角度で見てみると、まるでちがった鼻に見えてしまうことがあり、それが術前に完璧に術後の鼻を予測するのを難しくしているのです。

結局、一度の手術で理想的な鼻にすることが第一ですが、ひょっとすると術後に微調整が必要になるかもしれない、ということも考慮した手術を最初にすることが結局は成功への道だと考えています。

特に「鼻先」の位置・形を決めることは、患者さんからみても、手術で決定することも、鼻の手術の中で最も難しいものです。

この場合も一度では決められないかもしれない、というように患者さんも医師も余裕を持った気持ちで手術をうけると案外いい結果になります。

一昨日、11年間とちょっと我が家で飼われていた黒柴犬「ヴィッキー」が亡くなりました。

ヴィッキーをつれて毎朝近所を散歩するのが私の日課でした。

最期の日の朝もほんのちょっとの間でしたが、近所を散歩できました。

今年の夏ごろからリンパ腫が見つかり、そのころから日に日に体力が衰えていくのがわかっていましたが、外に行かないとトイレができない習性のため、一日2回の散歩だけはその日まで一日も欠かせませんでした。

夕方帰宅したころはまだそれでも元気そうでしたが、夜、食事を済ませて見に行くと倒れていて粗相もしていました。

そんなことは今までなかったことなので、慌ててヴィッキーを起こしにそばに行くと、すっと立ち上がり何かを探すように歩き回ったあとけいれんを起こしたようにひっくり返ってそのまま絶命してしまいました。

本当にあっというまで、本人はそんなに苦しまなかったのではないかと思っています。

ヴィッキーは3、4歳ごろ一時しつけが難しくなり、飼い主(私)をかむようになり、家族も被害に会いました。

そのために犬の訓練所に4か月間預かってもらい、しつけをやり直して更生させ、その後再び我が家で飼うことができました。

それ以後は、毎朝の散歩を欠かしたことがありませんでした。

ヴィッキーのいなくなった我が家は、どこか静かで文字通り穴が開いたように寂しく感じます。

今朝はいつも起きる時間に起きれませんでした。

こちらが犬の世話をしていたと思っていたのに、犬に生活のリズムをつくってもらっていたのだと知りました。

ヴィッキーには天国でこれからもずっと大好きな散歩を楽しんでいてほしいです。合掌。

今月は師走のせいか手術希望の患者さんが増えてきています。

ところが丁度1年前の年末は例年になく「手術が少ない」という「異変」がおきました。

先日の税務調査でも、調査員にこの点を何度も指摘され、「先生、平成24年度の12月はどうして手術が少なかったのですか?」と質問されました。

ひょっとすると調査員のかたは、私が12月の売り上げを少なく申告している、と思ったのかもしれません。

もちろんそのようなことはしていませんので、平然と「私にもその理由はわからないのです。むしろこちらがその理由を教えていただきたいぐらいです・・・。」とお答えしたところ、調査員の方もかなり戸惑われていたようです。

美容外科の実情を正直にお話しますと、うちのように保険診療をしないクリニック経営はとても難しく、特に売上に関して言えば、月によって3倍ぐらいのアップダウンがあることも珍しくありません(うちのクリニックの場合、広告が少ないことも変動が大きい要素かもしれません・・・)。

普通の会社の経営者が美容外科を経営したら、きっと寿命を縮めてしまうことでしょう。

そういった意味では、美容外科医には経営に関して「心のタフネス」いわゆる「ハートの強さ」が必要とされます。

つまり売り上げが一時的に落ちても、それに駆られて無理な手術をしたり、患者さんにうそを言って施術を勧めたりしないだけの、節度と正直さを持ち続けることが試されます(もちろんそれなりの経営センスもいりますが・・・)。

美容外科医の諸君!

特に原因もなく売り上げが落ちたとしても、決して悪魔のささやきに耳を貸さないという決意がなければ美容外科をやってはいけませんぞ!!(とてもつらいことなのですが・・・汗)。

ちょっと早いですが、今年1年間で流行った美容治療と来年以降の美容治療で主流になりそうなものをまとめました。

今年の美容外科のテーマは「若返り」と「痩身」の二つであり、来年以降もこの傾向は続くと思います。

この二つを考えるにあたって重要なことは、施術が安全で楽に受けられることとそれなりの効果が必ずあること、です。

「若返り」の中のたるみ治療に関しては、今年うちのクリニックにも導入したウルセラシステムと従来のサーマクールをうまく駆使することで上記のような夢の治療に一歩近づくことができることがわかりました(サーマクールに変わるものとして「イントラジェン」も有望と考えています)。

一方「痩身」にも新しい波が押し寄せてきています。

ダウンタイムなく、脂肪吸引のようなリスクも全くなく、さらに施術にともなう痛みもまったくない、といった夢のような痩身治療が実現する可能性が出てきました。

過去の記事にも書きましたが、その突破口を開く器械が「バンキッシュ」です。

10月からのべ30人以上の患者さんの腹部の痩身治療に用いましたが、このたびその1か月後の結果を集計分析してみて、その内容には正直驚きました。

95%以上の患者さんに痩身効果を認め、腹部周囲が平均4cm減少しました。

バンキッシュは施術後のダウンタイムはゼロで、施術に伴う痛みはまったくなく、高周波のでるパネルをおなかに30分かざすだけ、という手軽さで、これだけの減量効果が得られる器械はこれまでになかったものです。

このバンキッシュは、日本で唯一うちのクリニックで来年も引き続き本格的に治療継続できることが決定しました。

患者さんには、来年早々、バンキッシュによる痩身を詳しくご紹介しますのでお楽しみに。

うちのクリニックでは、ご存じのようにカウンセリングにたっぷり時間をとります。

もちろん内容によっては、数分で終わってしまうこともありますが、患者さんのご質問にはできるだけ正直に詳しくお答えするようにしています。

患者さんの中にはうちのクリニックには相談だけ、と割り切って、手術はほかのクリニックで受けます、と平気でおっしゃる方もおられます。

そういう患者さんに限ってものすごくたくさんの質問をノートに書いて準備万端にして来院されます。

それはそれでお答えしていますが、中には、「あの先生の腕はいいのでしょうか?」とか「あの先生で手術を受けようと思うのですが先生はどう思いますか?」という質問までされる患者さんにはかなり戸惑うこともあります。

そういった質問にはあまり直接的に答えないようにしていますが、どうしてもといわれる場合には、あまりそのドクターの悪口になるようなことは言わないように気を付けながらできるだけ客観的な意見にとどめながら答えるので冷や汗をかくこともあります。

できるだけ患者さんの質問には、正直に正確にお答えしたいと思っていますが、ほかの美容外科医の評価に関しては(特にそのドクターの術後の修正手術を経験して、この手術はちょっと・・・ということを知っている場合には、それを正直に言っていいかどうか非常に戸惑うこともあり・・・)質問を遠慮していただけるとありがたいと思っています。

来年から消費税が増税されます。

うちのクリニックのように自費診療だけのクリニックでは、すべての施術に消費税がかかりますのでこれからが大変です。

(患者さんにとってもクリニックにとってもいろいろな意味で・・・)。

それとはあまり関係ありませんが、先月うちのクリニックに「税務調査」というものが入りました。

開業5年目で調査が入るのが普通だといわれていたので、とうとうきたか・・・、と少し憂鬱な日々を送っていました。

調査は1日で終わると思っていましたが、結局1か月半かかりました。

結果、開業当初より正確・公正な税申告を心がけてきましたので、クリニックの経理には大きな間違いはなかったようです。

調査に時間がかかったのは、たぶん税務署のほうに「美容外科クリニックなら調べればもっと何かでるに違いない」という期待があったからではないでしょうか・・・。

今回は残念ながらあまり税務署の方のご期待?にそえない結果になってしまったのかもしれません。

日本が今後も安全でいい国にであり続けるためなら、私は喜んで税金をもっともっと払いたい・・・と思っています。

前回のブログにも触れましたが、税務申告でも正直が一番です!・・・・つらくない・・・です(汗)。

今年もあと1か月をきりました。

今年話題になった出来事のなかで、ちょっと前の「食品偽装問題」というのがありました。

とても興味深い話題でしたが、これは簡単に言うと「見てくれ」をよくして利益を得ようとする行為です。

よく考えてみると、ある意味、もともと「美容整形」などはこれの最たるものかもしれません。

だから擁護するわけではありませんが、エビの名前ぐらいどうでもいいんじゃないか、と思います。

どうせ味の違いなんか判らないし、食べて死ぬわけでもないですから・・・。

実際に美容外科で行われているボトックス注射などは、本家本物はボトックスと呼んでいいわけですが、そうでないものまで「ボトックス」注射としていたケースもあったという事実に比べれば「エビ」なんてどうでもいいわけです。

(これを読んでびっくりする患者さんもおられると思いますが、安心してください、うちのクリニックではボトックスビスタという純正で日本に正式に流通しているものしか使用していません。)

しかしこれを使用しているクリニックが少ない原因は・・・国内純正品はとにかく仕入れ値が高い!、これにつきます。

そうかといって施術料金を倍にすることもできないのです(うちのクリニックでは一か所31,500円です)。

正直に商売をしようとすると自分の首を絞めることになる、これこそが食品偽装問題の根っこにも言える重大な問題なのです。

美容外科の手術の結果を判断するのは、もちろん患者さんの外見の変化です。

もっと具体的に言えば、我々美容外科医は術前・術後の写真で判断します。

したがって写真撮影には非常に気を使います。

今は写真撮影はスタッフに全面的にまかせていますが、できた写真は必ず自分自身でチェックします。

デジタルカメラになって撮影後にすぐチェックでき、便利にはなりました。

20年ぐらい前は、写真といえばスライドフィルムによるものでした。

現像するまで写真がちゃんと取れていたかどうかは判断できないので、ずいぶんいい加減な写真で満足していた部分もあります。

それでも長年写真をみて手術の良しあしを判断していると、見るほうの目もしっかりしてきます。

美容外科の手術結果がよかったかどうかは、実はかなりの眼力がいるということに、いまさらながら気づきます。

美容外科のいわゆる古典的な教科書に載っている写真も、今のわたしの目で見るとずいぶんいい加減な写真だったり手術そのものの精度が劣っているとしか思えない写真もあります。

それでもこういった写真をパッと見るととてもバランスのいい結果を出しているものが多いのです。

写真で細かくチェックするよりもパッとみて、いいと思えるような結果を出せることのほうが、いい手術であるとも言えます。

そこには写真で伝わらない、患者さんの顔の角度だったり表情だったりが微妙に隠されていて、生で拝見するとさらにいい結果に見えることがあるのです。

そのあたりが「写真による結果の判断」の限界と言えそうです。

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