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今日で開業してちょうど丸1年が経ちました。

振り返るといろいろなことがありました。

地方の弱小クリニックであるにもかかわらず、予想を上回る多くの患者さんに来ていただきありがとうございました。

また患者さんを紹介していただいた先生や看護師の方、患者さんにこの場をもちまして御礼申し上げます。

初心を忘れずにもう一度1から出直すつもりでこれからも頑張っていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

1年経過しての感想です。それはクリニックを作っていくのは院長やスタッフであることはもちろんですが、結局は患者さんなのではないかと最近思っています。

患者さんのニーズがあり、それにこたえる我々クリニックのスタッフがいて、その結果を見たり聞いたりして同じニーズをもった患者さんが来院していただける。その繰り返しで徐々にそのクリニックの特徴が決まってくるのではないだろうかと思っています。

そういった意味では私のクリニックはまだまだ特色の定まらない面もあります。

これからも患者さんのニーズを一番に考え、それに対する最適・最良・最新の治療を提供できるように日々研鑽を積んでいきたいと考えています。

次の開業経過報告は1年後にするつもりです。その時にはどんなクリニックになっているのでしょうか・・・。

今回の学会で気になったのは、どのクリニックの先生に聞いても「景気わるいよ~」という感想だったことです。

特に今年の夏は、どこも患者さんが少なかったようです。

私のクリニックは、去年の10月からの開業なので前年比がわかりませんからなんともいえませんが・・・。

もう少しで開業1年になりますので、一度統計らしいものを出して分析してみようかなと思っています。

開業当初、クリニックの経営が軌道に乗るには3年はかかる、という予想を立てていましたのでどんな結果がでてもあわてることはないと覚悟しています。たぶん超低空安定飛行といったところでしょう。

開業1年経過の来月10月の予定としては、学会に2~3日出席。セミナーにも1回は参加する予定。HPのリニューアル。できれば電子カルテの導入?。1日だけ丸1日の休みをとってつりにでも行くか~。といったところです。

以前に比べたらどんなにか贅沢な余裕のスケジュールでしょうか。いくら新幹線が好きといっても1週間に2度の出張で東京から博多まで往復する生活にはもどれません。

今日以前からの患者さんで美肌治療に通っておられる方を拝見しましたら、ものすごくきれいな肌をされていて(以前はあまりコンディションの良くないことが多かったのですが)びっくりしました。

御本人も喜んでおられる様子にこちらもついうれしくなりました。いい1日でした。

学会が終わって少し気が抜けてますが、学会を振り返って書いています。

金曜日、初日の学会終了後、懇親会でのことです。

札幌美容形成外科の本間先生と盛り上がったのが、ブログ談義。私など週に3~4回更新するだけでも「ねた」がなくて四苦八苦することがあるのに、本間先生は3年間ほぼ毎日更新し、書き続けておられます。

先生は、毎朝仕事の前に、1時間かけて書いておられるとのこと。できるだけ読みやすいように工夫もされているそうです。『札幌美容形成外科院長の日記』はこちら

先生の9月24日付のブログに私のこととブログのことまで過分に紹介していただき恐縮いたしております。ありがとうございました。

本間先生が開業された御年齢が私の開業した歳とほぼ同じということで、ブログの記事にも非常に親近感がわいていて毎日読ませていただいています。懇親会の時には開業の業務のことでいろいろ教えて頂き本当にありがとうございました。

先生以外にも、学会期間中久しぶりに会うことができた先生方と話しているとついつい話し込んで学会発表を聞くことがそっちのけになってしまいました。

帰りの新幹線ではヴェリテの福田先生と一緒になりました。大阪の土井先生、神戸の一瀬先生もそれぞれのりあわせていました。

福田先生と話をするのは本当に1年ぶり。あいかわらず先生の話には参考になることが多く、また含蓄に富んでいました。先生独特の手厳しい容赦のない批評も健在で、久しぶりにへこみましたがかえって心地よかったです。

いや~、終わりました。今回の学会発表、無事終了しました。

以前にも書きましたが、初日の一番最初のシンポジウムの一番最初の演題でしたので当日では間に合わないことがあるかもしれないとのことで前日の夜に横浜入りをしました。

それはともかく、本当のことを告白するといままでで一番ツラい学会準備でした。

イラストなどの準備は結構早い時期に終わらせて、あとは直前にシルバーウィークがありましたので、この連休中になんとかなる・・とかなりかる~く考えておりました。

ところが悪夢はシルバーウィークの直前、先週の金曜日から始まったのです。

その日は朝5時ごろからいきなり腹痛で目が醒め、それから立て続けに3回トイレにかけこむはめに。

「なんだろ~、悪いものでもたべたかな~」とそのときはことの重大性にまったく気づかず。食欲があったのが幸か不幸か、兎に角普通に食事をすませてクリニックへ。

いつもの下○とは少し様子がちがっていたのでなんとなく心配になり、スタッフにさりげなく「今回の新型インフルエンザっておなかにもくるんだっけ~?」などと聞いてみたりしたのですが、「関係ないんじゃないですか~、病は気からですよ先生!気にしない気にしない」と。「そっ、そうだよね~、気にしない気にしない・・・・!?」と自分に言い聞かせその日1日普通に食事をしたのです。仕事中は特に問題なく、夜になって再び数回の下○。

次の日も同じような症状で1日が始まり、仕事中は問題なかったのですが、家に帰ると再び下○の繰り返し。

家人には「以前のような食中毒かもしれないから、病院にいったら~」といわれたのですが、時期すでに遅し。土曜日の夜、しかも連休にまさに突入、という最悪のタイミングだったのです。

日曜日、月曜日は下○止めを飲んでももはやまったく無効。最初は普段と変わらなかった食欲はとうになくなり・・・。この頃には寝ても起きても常に腹痛(+)、水様性下○(+)数十回。トイレにいる時間の方が長いぐらいでじょじょに体力も低下。

火曜日は、甥の結婚式に出席するために午前中から上京する予定。断るわけにもいかずに何とか出席。夕方の披露宴の頃には脱水で、頭がぼんやりしてきたのですが、水を飲むとすぐに下○になってしまうのでがまん、がまん。

しかしもはやこれが限界と、夜名古屋に帰ってきてから自分のクリニックにいって自らに点滴。この時点までに学会発表の準備はまったく進まず。

次の日、残された連休は水曜日今日1日しか残されていないことに。その日は朝からずっと絶食で自宅で点滴をしながら兎に角、学会発表の準備準備。下○のほうもさすがに出るものもなくなったかその日から快方へ。

木曜日は連休明けのため朝からクリニックのほうがばたばたし、結局夜、横浜に到着(夜9時)してからホテルで発表スライドの最終チェック。  

今日金曜日の発表に何とかぎりぎり間に合わせることができました。

ふ~やれやれ、です。この1週間で体重が3キロ減。まさに身を削るような、そんな学会発表でした。

今日は政治の話です。つい数年前には考えられないことが起こった、それが今回の政権交代でした。

民主党が圧倒的な勝利で終わった今回の衆院選でしたが、これは民主党の政策がよかったからというよりもかなりの割合で「勢い」というものがはたらいた結果と考えられます。

昔からしょせん「勝てば官軍」ですから、民主党の勝因にはそれほどの興味がわきません。それよりも私が今回の選挙で注目したいのは、「自民党の敗因」でした。これほど長く政権を維持してきた「自民党」が一夜にして野党に転落してしまった理由はなんだったのか。

それは「古い体質」と「伝統・理念」が混同されて党内がばらばらになってしまった結果のような気がしてなりません。

時代に迎合する政策ばかりでは単なる人気取り政党、ばらまき政党になってしまうし、かといって机上の空論のような理念だけでは具体性がなく国民の支持がえられません。

このバランスが実はとても難しいことであるのは、政治の世界だけではありません。ここを誤ってしまうととんでもない結果になるのは、我々美容外科の世界でも同じです。

美の基準には、時代を超えて生き続ける「真実」というものがある一方、ファッションとして一時たりともそこにとどまらない「流動性」の両方を兼ね備えています。

次から次へと登場する美容器械に振り回されながら、それでも「私の美容外科に対する考え方」を維持していかなければいけない、そんなことを考えながら日々の診療に追われているのがいまの美容外科医ではないでしょうか。

そのどちらかがかけてしまったクリニックは、いつか「自民党」と同じ轍を踏むことになるのではないか、というのが今回の衆院選で痛切に感じたことです。

現在学会、雑誌の原稿の準備の真っただ中です。これから詰めに入っていきますが、ここからが実は一番つらいところです。4連休はすべてこの準備になりそうです。

先日、ある人に「そんなにしてまで学会とか原稿発表とか、なにかメリットってあるのですか?」と聞かれました。

その理由のうち、ひとつは私自身のためにしている面があります。医師とはいっても一応科学者のはしくれです。すべての医療に科学的なアプローチを試みることは医師に課せられた義務になります。

科学には「原因」があって「結果」があり、眼の前で起こった事象に対してその原因はなにかということを常に考えなければいけません。またどうしてそうなったかという「考察」もする必要があります。

我々は学会活動を通じて常にこうした思考訓練をしているわけです。自分の考えが非科学的な独善に陥っていないかを他の医者からの批判を受けることでチェックしているわけです。

もう一つの理由として、社会に貢献するという面があります。治療結果を多数集めることである一つのことがやっとわかることもあります。その結果を発表することで、より真実に近いことが明らかにされます。それが将来の医学の発展につながるわけです。

私がまだ研修医あがりの頃に、指導医の先生から「手術のやりっぱなしは外科医としては最もやってはいけないこと」と言われ、学会発表をすることの必要性を叩き込まれたことがあります。自分が手術をした以上その結果には、患者さんに対して責任を持つことは当然として、医学全体に対しても責任を果たしていく姿勢が必要とのことでした。それ以後ほぼ毎年ですが、ひとつでも発表することを心がけるようにしてきました。

しかし現在自分自身で開業する身になって、なおこの義務を果たしていくことは結構たいへんなことなのだとつくづく感じさせられる今日この頃です。

患者さんを含めいろいろな方面から、「いったいどこの美容外科がいいのですか?」という質問を受けます。

私の立場上、客観的なお話をするのは非常に難しいのですが、もし自分が美容外科医でなかったら・・という立場での個人的な意見をいいます。

美容外科にも一応口コミの評価というものがあり、口コミであれば、そこのクリニックと利害関係のない人の評価は一応信用がおけます。

たとえば「同業者」。同業者が評価するクリニックは信頼が置ける可能性があります。

医師の評価には、医師同士でしかわからない情報を持って評価していますので貴重ですが、医師同士は案外医師特有のしがらみが存在することがありますのでそこは注意する必要があります。

看護師は、患者さんと医師の関係を一番身近で見る機会の多い立場にあります。医療技術の評価もある程度はできると思いますので情報源としては信頼が置けると評価されます。ただし感情のいり混じる評価になってしまうとまったく無意味になります。

美容外科クリニックの受付に勤務経験のある人の評価。内部事情に案外詳しい人が多いので知っておいても損にはならないと思います。クレームを担当させられていた経験のある人の話は、一般の人が聴くとちょっと生々しすぎてクリニックの評価という点では役に立たないかも知れませんが、危険なクリニックをさける、という点では最重要情報になりえます。

我々はこういった情報に常に接していますので、逆に一般の患者さんがクリニックの評価をすることがいかに難しいかもよくわかります。

今後機会があれば、患者さんの口コミ、美容クリニック案内業者、HP、雑誌などの評価をどう考えるか書いていきます。(下品な内部事情の暴露、といった記事は書きませんのであしからず・・)

9月25・6日の美容外科学会まであと1週間ちょっと、診療の合間に準備をすすめてきましたがいよいよ大詰めの段階です。

今回の発表は解剖学的な方面からの分析になりますので、できるだけイラストを多用しようと考えていました。

今までの学会では、なんとか自分でイラストのスライドを作ってきましたが、今回の発表はかなり複雑な解剖をわかりやすくイラストにする必要があるので、プロのイラストレーターの方におねがいしました。

私の頭の中にはすでにはっきりしたイメージがあるのですが、それをイラストレーターの方に伝えて描いていただくにはお互いのコミュニケーションがうまくいかないといいものができません。

メールとか電話だけではうまく伝わらないことは明らかでしたので、今回は実際に顔を合わせながら2日間かけて発表の内容までイラストレーターの方に理解していただき、実際にコンピューターで書いてもらいながら途中で何度も書き直す、というタフなやりかたでイラストをつくっていきました。

さすがにプロのイラストレーターです。立体的なイラストの見せ方などに習熟されていて、こちらの考えているものをほぼ100%イラストにしていただけました。

考えてみると学会の発表で一番時間のかかる作業はこのイラスト作成であり、ここがうまくいくとスライド全体の流れはほぼ出来上がってくるような気がしています。

さらにイラストをつくっている段階で、今回の発表の焦点が徐々にはっきりしてきたことも実感できてきました。

限られた時間の中で、いかに新しい考え方を会員に確実に伝えるかを考えた場合、イラストは非常に重要なかつ強力な武器になるということを実感しました。

修正手術は美容外科手術に特有ともいえます。一言に修正手術といってもいろいろなケースが考えられます。

まず手術自体の失敗。誰が見てもミゼラブルな結果になってしまったケース。その原因としては、医療操作のミス、医療技術の未熟、術後の感染などが考えられます。

そういうケースでは術後に大学病院の形成外科を受診することが多いからかもしれませんが、我々クリニックレベルで取り扱うことはそれほど多くはありません。仮にそうとしても絶対数はそれほど多いとは考えられません。

こういったケースの修正手術は困難を極めることが多く、前回の手術によるダメージが大きいため簡単に修正手術をすることができないどころか手術自体ができないこともあります。

各種神経麻痺、筋肉へのダメージ、組織の廃棄などによる場合は、十分に時間をかけてまず経過を見る、ということが第一選択になります。

もうひとつ難しくする原因は、こういったケースの患者さんは精神的なダメージも計り知れないことが多く、医療に不信感があるため修正手術が必要であって回復する可能性も十分にあるにも関わらず、手術に踏み切れない、といったこともあるからです。

不幸にもこういったケースに遭われた患者さんの治療を診療する上で心がけていることは、まずその患者さんと信頼関係が築けるかどうかを最優先としています。具体的に手術を考える前に、患者さんの話を1時間じっくりとお聞きして次にその経過を明らかにして、どうしてその結果になったかを考えていきます。

そのあとで私の考えを患者さんにお話しします。その経過の私なりの考えをお話しし、患者さんのご理解が得られるかどうか、それが出発点だと考えています。

我々診療する側から見れば要するに時間のかかる、非常に「タフ」な診療になります。患者さんとしては、修正手術を焦ってもダメ、修正手術を極端に怖がってもダメ、楽観過ぎるのもダメ、悲観過ぎるのもダメ、といったことが要求されるため強靭な精神力と忍耐力が必要になります。

あたらしい手術方法が生まれるきっかけは、「必要は発明の母」と同じだと思います。

美容外科にかかわらずそのきっかけを与えてくれるのは、ひとえに「患者さんの術後のひとこと」だと思っています。「その一言」によって医者は深く考えさせられ、それが蓄積することによってある日突然新しいアイディアが生まれるのだと思います。

手術後のアフターケアは、手術後の経過が順調であることをチェックし、ケアの指導をするものですが、それと同時に実は我々は患者さんからいろいろなことを教えてもらっているのです。

ある美容の手術をした場合、術者が本当に患者さんの希望をくみ取れたかどうか、その手術がどれだけ患者さんの希望をかなえることができたのか、ダウンタイムの長さはどれくらいか、結果は安定しているのか、術後の変化はどれぐらいの期間続くか、その後はどうなっていくのか、などをアフターケアの最中に一言二言の会話のなかからチェックさせてもらっています。

それは医者にとっては貴重な「宝物」で、それが教科書にも書いていないこと、他の医者がまったく気づいていないことを私に教えてくれたりします。それが多くなれば多くなるほど医者としてはステップアップできると考えています。

アフターケアは患者さんのためでもあるのですが、私には貴重な経験を教えてもらっている、という面もあるのです。

二重の手術後の患者さんから、二重のラインが食い込んで前より腫れぼったいまぶたになったという声を何度も聞いたことがありました。鼻を高くする手術を受けた患者さんからは、鼻先が上を向いたような気がする、という話も何度も聞いていました。

そういった経験から採用している手術に「隔膜前脂肪除去」や「鼻中隔延長手術」などがあります。こういった手術はどちらかというと「転ばぬ先の杖」的な手術だと考えています。

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