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本日で当クリニックは開業以来満10年を迎えることができました。

いろいろな方のご支援ご協力のもとここまで来ることができたこと、深く感謝したいと思います。

いろいろな意味で、このクリニックの存在は美容外科における経営の実験だと思ってやってきました。

チェーン店形態をとらないで、保険診療に頼らずに自由診療しかも手術中心の診療を中心にしながら、健全経営で10年間継続できるかどうか・・・

それが、10年前に私が考えていたことでした。

本日まで、紆余曲折は多少あったものの何とかやってこれたこと、大変うれしく思っています。

とにかく、美容外科の目的である、治療を受けた患者さんの心の満足を第一に、これからもこの治療方針を深めていきたいと思っています。

また今後は、さらに新しい試みを行っていく予定ですのでよろしくお願いします。

ずいぶん涼しくなりました。

今年の夏は、暑さのピーク時には生命の危機を感じるぐらい激烈なものでした。

部屋の古いエアコンで、なんとか今年の夏を乗り越えられましたが、来年はエアコンを買い替えようと思っています(笑)。

さて医師になって最初の年末を迎えた時の話です。

年末恒例の、病棟、手術室など各部門での忘年会シーズンが続きますが、それまで仕事でしか会ったことのない看護師や他科の医師とオフで顔を合わせる機会があります。

手術室の忘年会での出来事、会った記憶のない女性陣から親しげに声をかけられびっくりしました。

しかしよく見てみると、日ごろから手術の時に頻繁に顔を合わせている看護師の方たちでした。

なぜこのようなことが起きたかといえば、彼女たちはいつも深々とマスクをしていて、目元だけで知っている女性たちで、顔全体は知らなかったので勝手に顔全体を思い描いていたようです、もちろん美人の顔を。

外科系の医師の間では、手術室の看護師の「マスク美人」たちの存在は有名でした。

目元はメイクなどでかなり美人に見えるようにできますが、鼻先から口元を美人に見せるのはなかなか難しいものです。

逆に鼻、口元は美人の条件としてはかなり重要とも言えます。

特に口元が出っ張って見えるのは大減点になります。

なぜか、、

私はここに人類の進化が深くかかわってくると考えています。

ホモサピエンスの進化には、大きな契機が2回あったと思われます。

一つは火で調理すること。

火で調理できるようになれば、硬い食べ物をかみ切る強靭なあごの出番が少なくなり、結果顎が小さく後退する結果になります。

もう一つは、概念をもったこと

存在が抽象的なものを考える(例えば宗教や美術など)には高度な思考力創造力が必要とされ大脳特に前頭葉が発達したと考えられます。

これらの進化の結果、今の現代人の顔の骨格になった考えることは容易です。

その特徴は、顎が小さく、猿のように口元が出っ張っていない顔、また逆にオデコが丸く目立つ顔です。

進化を獲得しようとするホモサピエンスには、無意識にこのような顔が生存競争において有利と考えても合点がいきます。

平たく言えば、強い子孫を残そうとするオスには、口元が目立たないオデコが丸く出っ張ているように見えるメスがもてる、ということです。

そこで前回の記事に書いた二つの手術がうける理由がはっきりしてくるのです。

詳しくは次回の記事で。

いつの間にか立秋も過ぎていました(今年は8月7日だったようです)。

お盆前ということもあって、手術が少し立て込んでいます。

最近の手術の傾向をみて思うことを書きます。

うちのクリニックでは、あまり手術方法を前面に出すことをしません。

美容外科の手術は、特定の手術をすることが目的ではなく手術をすることで患者さんが満足していていただくことが目的だからです。

そうはいっても、比較的多い手術というのはあります。

普通の美容クリニックではなじみのない手術ですが、前額の脂肪注入と鼻翼基部プロテーゼ挿入術の二つが比較的多い手術です。

これらの手術は、特に女性に好まれるようですが、私自身も好きな手術です。

何故なら、はずれのない手術、受けていただいた患者さんがほぼ満足していただける手術だからです。

なぜこの二つの手術が一般受けしやすいか、自分なりに理由を考えてみました。

そこには人類の進化の秘密が隠されていると思っています。

詳しくは日を改めて書いていきます。

希望の多い美容外科手術の1位は瞼、2位鼻というパターンが普通のクリニックだと思います(うちのクリニックはたまたま鼻が1位になっていますが)。

この二つの手術のちがいで一番大きいのは、瞼の手術は目的の方向性が決まっていることだと思います。

簡単に言うと、目は大きく見えることが重要ということです。

目を小さくしてください、という希望はまずありません。

こういう意味では、瞼の手術にはその選択にあまり悩まなくてもいい手術が多い、ともいえます。

さらにいうならば、手術の方法と手術の目的がうまく合致していることが多いので患者さんも手術を決めやすいという特徴もあります。

簡単な例を挙げると、二重にしたい、という希望で手術をしても、その結果にだいたいの患者さんは満足できる、ということです。

二重にすると目が大きく見えるようになることがほぼ決まっているからです。

ところが鼻の手術は、瞼ほど単純ではありません。

詳しく書くことはしませんが、例えば鼻を高くしたい、という希望で手術をしてもその結果に満足できる可能性は瞼ほど高くはありません。

今までに何度も述べてきましたが、鼻の手術は究極のバランス手術なので、瞼の手術よりも手術選択がはるかに難しくなるのです。

余談ですが、異常に目が大きいのは、バランス面から言うとだめですが、そのアンバランスがかえって魅力的な顔に見える、ということはよくあることです。

HPのリニューアルに伴い、ブログの投稿管理も変わったことでついつい投稿間隔があいてしまいました。

前回の投稿が4月の初めでしたので、2か月以上経過してしまいました。

その間、診療もそれなりに忙しかったですが、学会活動、執筆活動が思いのほか集中して、かなりのストレスになりました。

依頼原稿は、雑誌形成外科から鼻についてでしたが、締め切りを大幅に過ぎてしまい5月の末にようやく投稿することができました。

内容は、最近の鼻の診療で考えていることを中心にして書きました。

内容についてかいつまんでお話しすると、要は鼻の手術は究極のバランス手術なので、それを考えて手術しないとどこか不自然な鼻になる、ということと、バランスのかなめは鼻尖部にあるということです。

以前にも書きましたが、自然な鼻を作るということは簡単な手術をすることではないということを再度強調しました。

ご興味のある方は雑誌をご覧ください。多分年末ぐらいの号になると思います。

投稿が終わってやれやれと休む間もなく、今度は秋の美容外科学会の「パネルディスカッション」と「教育講演」の依頼があり、その抄録の締め切りに追われている次第です。

内容については、「パネル」は美容外科の個人開業について、「教育講演」は再び鼻についてです。

今週いっぱいが締め切りでこれが終わるとしばらくは執筆活動もありません。

が、なぜか7月8月は鼻などの手術が立て込んでいて、そちらのほうが忙しくなりそうです。

以上近況をご報告いたしました。

あっという間に、2017年度が終わって2018年度になってしまいました。

うちのクリニックで手術を受けた患者さんで、合理的にシンプルに考えられる人は手術の結果に満足できる傾向が強い、と感じます。

シンプルに考える、ということと、簡単に考える、ということは似ているようですが全く別次元です。

シンプルに考えるということは意外に難しく、ある程度意識しないとできないことかもしれません。

シンプルな考え方は、他人にも伝わりやすいものです。

美容外科の手術を受ける目的は何か、手術を受ける前に必ず考えておくべきことです。

決して手術をすること自体を目的に考えてはいけない、と思います。

またはっきりした目的のない手術はするべきではない、とも思います。

素直に、「異性にもてたい」「自分の顔が好きになりたい」などといった気持ちが一番大事だと思っています。

経験上、そういったことが手術を受ける原動力になっている人は、結果に満足しやすい傾向があります。

あとは、いいクリニック(希望を的確にくみ取ってそれを確実に実現してくれる美容外科医のいるクリニック)を選ぶことと時間・費用に余裕を持つこと、が大事なことだと思います。

最近、うちのクリニックで手術を受けた患者さんは、ほとんどこういった方です。

こちらもとても手術のやりがいを感じています。

この歳になってようやくわかってきたことがあります。

手術を含めた美容医療には、いかに「時間」というものが重要なファクターであるか、ということです。

まだまだ自分は未熟者だと思うことが多いのですが、自分の力量がある程度分かるようになるまでにはとても長い時間が必要なのだと実感しています。

簡単に言ってしまえばそれは「術者の経験」ということになりますが、経験値が深まればいい結果に近づくことができます。

それとともに、残念ながら体力・気力が反比例して落ちていくのは、皮肉なことです。

そのために、残された気力体力を毀損しないよう、毎日の自身の生活から律していくことを心がけていきます。

久しぶりの記事更新です。

1月は、予想外にとても忙しい1か月でした。

連日の長時間手術に、我ながら2月になって振り返ってみて驚いている次第です。

術者の場合、夜の8時過ぎまで手術をしていても目が少し疲れる程度で、手も頭もあまり疲労感はないものです。

それほど手術は集中力を要するもので、むしろもっと手術時間がほしいと思うこともしばしばです。

特に鼻の手術ともなると、術後の形を強烈にイメージしながらそのイメージをさらに超えるぐらいまで形を作りこんでいくような手術になります。

そんな毎日を過ごしているうちにとうとう58歳になってしまいました(笑)

 

 

今年もよろしくお願いします。

今年最初の記事は、美容外科医向けに書こうと思います。

昨年からのマイブーム「幸福の資本論」、今日は人的資本について深ーく掘り下げます(笑)。

医師の人的資本は、一般的にとても高額です。

ちょっといやらしい話になりますが、稼ごうと思えばいくらでも・・・です。

特に美容外科は、医療の中でも医師としての人的資本が生かせる最高峰の一つと考えられています。

それなら美容外科医は全員幸福か?というとそうでもないのは去年にも書いたとおりです。

なぜか・・・。

人的資本が幸福をもたらす一番重要なポイントは、「仕事のやりがい」の有無だからです。

それは一言で言ってしまえば、他人への貢献(医療では患者さんの幸福への貢献)です。

美容外科では、施術によって患者さんに心からの満足感をもたらすことができたかどうか、が重要なカギです。

施術そのものがうまくできたかどうかも重要ですが、施術後ある一定期間患者さんに満足感を感じていただけたかどうかがとても重要です。

手術であれば、その期間が年単位にもなります。

それを知るうえでもっとも重要なものは、術後の患者さんのフォローアップです。

これをやらずして、どんどん手術なりレーザー照射をやっていくと、売り上げは一時的に伸びていきますが、時間的にフォローアップすることができなくなり、患者さんに本当の満足感をもたらしているかどうかわからなくなります。

ここが、美容外科医の一番陥りやすい罠です。

医師自らが術後の検診をまめに行うことは、経営的に最も効率が悪いことになります(通常美容外科で術後検診料を取るところは珍しいからです)が、ここをおろそかにすると自分のおこなった医療行為の患者さんの幸福への貢献は全く分からなくなります。

術後検診は、患者さんのためにというばかりでなく、むしろ自分の医療行為が本当に患者さんに貢献できたかを知るうえで医療側からも重要となります。

術後、それほど満足できなかった様子の患者さんがおられたとしてもそこから我々はとても重要なことを学ぶことができ、患者さんの満足感を増やす努力をするうえでヒントになるとかんがえられます。

長々と書いてきましたが、美容外科の仕事の目的として患者さんの満足感に貢献できたかどうか、そこだけを目指して仕事を進めることができれば、医師の人的資本を最大限に活用したことになり、美容外科医自身の幸福にもつながるのではないかというのが私の考えです。

とうとう今年最後の投稿になりました。

しつこいようですが、件の本に関連した内容でかきます。

脳内のセロトニンの研究によれば、日本人には遺伝的に「うつ」が多いとされています。

国民性として確かに楽天的な民族とは言えなさそうですが、必ずしも「うつ」が日本人の専売特許ではないようです。

最近の研究では、遺伝的に日本人の本質は他人に影響されやすい民族、他人の目を気にしすぎる民族というのが正しいということです。

つまり日本人は、周りの環境が楽天的だとむしろ世界中のどの民族よりも楽天的になれる、それが日本人だそうです。

そうであるなら日本人は付き合う人を厳選すればよく、幸福になりたい人は幸福な人と、痩せたい人は痩せた人と付き合うようにすればいいわけです。

さらに幸福は「感染するもの」と考えれば、幸福になりたい人は幸福な人の近くにいることが重要だと考えられます。

前回も言いましたが、幸福医学である美容外科の担い手「美容外科医」は幸福でなければいけない、という理由がここにあります。

患者さんを幸福に導くべき美容外科医が、不幸そうな不健康そうな、貧しそうな医師であってはならないのです。

私は、幸運ながら先の「金融資産・人的資本・社会資本」に恵まれ、年々自身の幸福の実感が強くなってきています(自分で勝手にそう思っているだけかもしれませんが(笑))。

その幸運の「インフルエンサー」として周りの人に「幸福」を伝えることができれば幸いです。

来年ももっともっと頑張りますので、よろしくお願いします。

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