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鼻先の位置高さ形どれをとっても問題ない、となれば次に鼻下の長さを評価します。

一つの目安は14mm ただしこれはあくまで目安です。

長さが気になれば人中短縮が必要で、過去10mm以下にした人もいます。

確かに「かわいい」顔した人で10mmぐらいの人はいます。

鼻下が長い人で「かわいい」といわれる人は珍しいです。

〇岡〇帆ぐらいでしょうか。

あとは加齢によっても長くなる傾向があります。

これは口唇が痩せてくることが関係してくるのかもしれません。

人中短縮手術そのものの問題点は、傷の問題と後戻りの問題です。

我々のクリニックでは、早まって他院で人中短縮してしまった患者さんで、鼻尖の手術のやり直しをすることで再度人中短縮を検討しなければいけなくなってしまった人もいます。

こういった人の傷を見るとかなりひどい傷跡になっている人が多いのにびっくりします。

これについて次回以降で

鼻下を短く見せるために鼻先を下げるという手術は、何が一番大事なことか、何を一番優先するか、ということを忘れたときに生じる悲劇です。

要するに「鼻先」と「鼻下の長さ」のどちらを優先するか、と考えればそれは鼻先だからです。

鼻先の位置・高さ・形を最優先に考えないと顔のバランスがめちゃくちゃになってしまいます。

まさに「林を見て森をみず」です。

鼻下の長さ一つを考えるにも顔のバランスをまず考えないといけません。

鼻先から口元にかけての手術を考えるときにはこの辺りの事情を承知したうえでどの順番で手術をするかを考える必要があります。

実際問題としては鼻下を短くする手術と鼻先の手術は同時にできないことが多いです。

特に鼻の手術をオープンアプローチでする場合は、鼻柱の血行の問題があり同時にはできません。

したがって鼻下の長さを考えるときには、まず鼻先に問題がないかどうかを最初に考えなければいけません。

美容の手術にも流行というものがあります。

ただ、美しいもの、好ましいもの、には変わらないものがあります。

その中の一つに「鼻下の短さ」があります。

鼻下を長くしてください、という患者さんは100%いません。

年齢とともに鼻下が長くなる、ということもありますが、若さ、かわいらしさが鼻下の短さにあります。

私の経験でいうと、鼻下の長さの平均は14mm前後

これよりも長いと鼻下の間延び感が気になるようになってきます。

以前これをカバーするために鼻中隔延長術で鼻先を下に下げる、という手術がはやった時期があります。

確かに正面から見ると鼻下が短く見えるようになります。

しかしこれには落とし穴があって、それは「表情」です。

笑った時に鼻先が不自然に垂れ下がったように見えて、いわゆる「魔女鼻」になってしまうのです。

若くかわいく見えるように鼻下を短く見せようと鼻中隔延長術をしたら、かえって老けて意地悪そうに見えるようになってしまった、という悲劇です。

クリニックの目標の続きです。

ドクターだけでなく新しいスタッフも大幅に増員する予定です。

それに伴って新人教育面でシステムの確立が急がれます。

我々昭和生まれにはとても難しい分野です。

何しろ今までマニュアルなどというもので学んだこともなく、カリキュラムなどというシステムで教育されたことのない世代ですから。

しかしそんなことを言っていては、平成が終わって令和の時代になった今では通用しません。

ここは教育専門家の力を借りて、今の若いスタッフがスムーズに学んでいけれるシステムを作っていきたいと考えています。

私が具体的に教えられるのは、せいぜい手術のエッセンスだと思っています。

それも、そんなに多くもなく今この記事内で書けてしまうぐらい単純なものです。

瞼なら「挙筋腱膜」「CPF」、鼻なら「鼻中隔軟骨」「鼻翼軟骨」、フェイスリフトなら「SMAS」「リガメント」

これらの解剖学的な組織を正しく理解し、手術時に確実に同定できること、これだけです。

これらはどんな状況にぶちあたったとしても、正しい手術の方向性を示してくれる指標だと思っています。

もちろんこれだけで手術が自由自在にできるようになるわけではありませんが・・・。

令和で通用する教育カリキュラムの確立が急がれます、汗、笑。

新しい輪郭手術の視点について

日本人は従来、顔面を正面でとらえることが多く側面への関心が薄かったように思います。

漫画のキャラクターを見ていただけるとわかると思いますが、正面からみて小さい顎に大きな目が特徴的で、鼻がきれいなキャラクターは従来のアニメではほとんど見られなかったのではないかと思います。

生前の手塚治虫が、キャラクターの鼻を書くのに非常に苦労した、という逸話を聞いたことがあります。

彼の描くキャラクターには、鼻がほとんど書かれていないか目立たないように描かれています(お茶の水博士は除く笑)。

古来日本の浮世絵を見ても鼻が美しく書かれているものはあまりみかけませんし、横顔が書かれているものを見ることも少ないと思います。

つまり顔全体の中での鼻のバランスという概念が西洋人に比べると著しく希薄だったのではないかと思われます。

その流れの中で、この考えを持たずに治療を受け続けた結果に納得できない患者さんが潜在的に多数存在していた、と考えられるのではないでしょうか。

それに対するひとつの答えを我々が示したことで、需要と供給がマッチして今年の手術の傾向につながったと分析しています。

最後は鼻尖部の皮膚切除という禁じ手まで必要になるかもしれない、鼻先をすっきり見せるというのは本当に遠く険しい道のりになるかもしれません。

しかし、最初からこんなことを考えてばかりいてもよくなるわけではないのでとりあえず何かをしたい、という患者さんへの提案です。

ひょっとすると簡単な治療で満足できるかもしれない、そんな可能性もないわけではありません。

もちろん鼻先が西洋人並みの薄い皮膚でおおわれている人はそんなに難しくないかもしれません。

そうでない、分厚い皮膚の鼻先の人もどこまで治療をすれば満足できるかはやってみないとわからない部分もあります(なぜなら美容外科の治療結果の判定は最終的に患者さん側にゆだねられているからです)。

それでは最初にどんな治療をすればいいのか、を考えてみましょう。

ひょっとすると最初の簡単な治療では満足しないかもしれない、ということを考えると最初から鼻尖縮小術だけをするという治療は、そのあとの治療の妨げになるだけなのでよほど腕のいい美容外科医(そんなのいるのかな?)でなければやめましょう。

「鼻尖を糸で縛る」という切らない手術がありますが、これはせこい手術ですけど害が少ないのでやってみてもいいかもしれません。

この手術だけを受けた患者さんの修正は多数経験がありますが、せこければせこいほど(要するに効果がすぐなくなってしまうような)こちらとしては修正しやすくありがたいです。

鼻尖部の皮下脂肪を「脂肪融解注射」で減量しようという治療も、まず効果は出ませんが、次の本格的な治療の妨げにはならないので、やりたければどうぞ、という感じです。

あとは・・鼻先に糸を入れてとがらせるという治療法もすぐに効果はなくなりますが、一瞬の効果でも満足できる人にはやってもいいんじゃないかな、と思います。修正手術もそんなに難しくなるわけではないので1回ぐらいならご勝手にどうぞ、という感じです。

とにかく、自信ありげに「鼻尖縮小術」を進めてくる中途半端な美容外科医に身をゆだねることだけはやめたほうがいいです。

前回は鼻先を細くすっきり見せるには、仕方なく鼻先の位置を変える必要があると申しました。

しかし、鼻先の高さも変えたくない、長くもしたくない、鼻先をほっそり見せる以外に何も変えたくない、という患者さんもおられます。

そんな患者さんに唯一残された方法が実はあります!

鼻尖部の皮膚を縦に紡錘形に切除して縫い縮めるという方法です。

皮膚が余っているのだからそれを切り取って少なくすればいいのです。

どうでしょうか?

顔のど真ん中にある鼻の、しかも一番目立つ場所に縦の傷がついてもよければ簡単に鼻先を細くすっきり見せることができるのです!

最初は無理としても、最終手段として考えておいてもいいと思います。

まずは軟骨への処置と皮下脂肪の切除 鼻先の位置のコントロールなどやれることは全部行ってみて、それでも鼻先がすっきりしないとなれば、皮膚を切除する、という方針でいいと思います。

鼻先を細く見せるために「鼻尖部」を平たんにすることが必要だと書いてきました。

しかしこれに加えて鼻先の位置をコントロールしていく必要があり、なかなか骨の折れる手術になります。

軟骨の形を変え皮下脂肪を減量し、術後にしっかり圧迫固定することが必要ですが、それでも皮膚の面積は絶対的に余っているので、これを解消するのに結果的に鼻先の位置を長くするか高くするなどある程度変えていく必要があります。

鼻先を長くする場合、方向が下向きすぎると鉤鼻ぽくなります。鼻先は細くなったけれど鼻全体はもったりしたイメージになりやすいか「魔女鼻」っぽくなりやすいので注意が必要です。

鼻先を高くする場合は、逆に反り鼻になりやすいので、鼻全体のバランスが悪くなりやすく鼻全体としては短く低く見えがちです。

つまり鼻先をすっきり見せるための手術を考えていくとどうしても鼻全体のバランスを考えていかないといけなくなります。

我々のクリニックでは、こういった事情で鼻の手術はほとんどが複合手術になってしまいます。

もっと簡単に鼻先を細くすっきりできる手術があれば、我々もどんなに楽ができるかと思うのですが・・・。

患者さんにとっても「鼻先だけ少し細くなればいいのに、なぜこんなにいろいろな手術をしなければいけないのですか?」となります。

もし簡単に鼻先を細くできる方法があれば、なぜ鼻尖縮小術の修正がこんな多いのでしょうか?

その事実こそが、鼻先を細くするのには簡単な手術はなく複合手術が必要であることを証明しているとも考えられます。

鼻先をすっきり見せるために手術と同じぐらい重要なことは何か、というお話です。

いったん鼻先をとがらせることと同じぐらい、あるいはそれ以上に大事なことは尖った鼻先を維持するための術後固定です。

どこをどのように固定するか具体的なことはここでは申し上げませんが、手術で作った陥凹した軟骨と、元の丸い形に戻ろうとする皮膚の間に隙間ができないように常に押さえておくことが術後の固定の目的になります。

必然的に「鼻尖部」を押さえるようにテープ固定とギプス固定をすることになります。

これをおろそかにすると「鼻尖部」の皮膚は丸く元に戻ろうとするので軟骨との間に隙間ができます。

ここで「形成外科」の知識と体験がものを言ってきます。

そうです、体内の隙間(デッドスペース)は瘢痕組織で充填されてしまうのです。

いったんここに厚い瘢痕組織ができてしまうとなかなか吸収されません。

もちろんせっかく陥凹させた軟骨の形などは描出されるわけがありません。

この結果、術前よりも硬くて厚い「鼻尖部」の出来上がりとなります。

もちろん形は術前と同じかむしろ大きくなってしまうのです。

我々のクリニックに鼻の修正相談で訪れる患者さんの大半がこんな状況になっています。

十分に破壊しつくされた軟骨と厚い瘢痕を目の前に毎回「絶望的な」気持ちになりながら修正手術をしています。

これが手術の回数とともにさらにひどくなっていくのです。

次回はすこし違った角度でこの鼻尖部の問題をみていきましょう。

丸い中空のゴムボールの一部を平たんにすることを考えましょう。

少し空気を抜いたあとに、一部を押してそこを平たんにするのはなかなか難しいことに気づくでしょう。

押していくと平たんにならずに急にへこみます。

少し空気を入れると完全に元に戻ってしまいます。

「鼻尖部」を平たんにすることはこのボールの一部を平たんにすることと似ています。

鼻尖部を平たんにすることを考えるとき、いっそのことこのボールのようにへこむぐらいにした方が鼻先をすっきりさせやすいのではないかと考えたのです。

そのためには、鼻翼外側脚の形を凸から凹に変化させることと軟骨と皮膚の間に隙間を作らないようにすることが重要です。

そしてこの二つを同時に実現するには「鼻中隔延長術」を行うことがどうしても必要になります。

このことは「鼻中隔延長術」の記事に詳しく書きましたので知りたい方はそちらを参考になさってください。

丸い鼻先をすっきりさせるには、このようにすることで若干鼻筋が反ったような、その結果やや鼻先が高すぎたり尖りすぎる印象になるところまでいったん変化させる必要があると考えたのです。

「鼻先とがり計(温度計のような)」なるものがあったとしたら、いきなり適尖(適温のようなもの)にするのはかなり難しいのですこし過尖にするのです。

最初はやや鼻先の尖りが行き過ぎるところまでいったん持っていければ、そこから適尖に持っていくことは、熱すぎるお湯を適温にさますことが簡単なように手間が少ないものです(最初からぬるいお湯をなにもしないで熱くすることが難しいようにあまり尖っていない鼻をとがらせることはかなり難しい)。

鼻先をすっきり見せるためには我々日本人にとってここまで考えて手術をしないと実現がかなり難しいのです。

鼻先を糸で縛ったり、鼻先の脂肪を注射で溶かしたりすることで鼻先がすっきり見せられるものならどんなにか我々の仕事が楽になることでしょう。

そしてもうひとつ鼻先をすっきり見せるのに重要なことがあります。

それは次回以降で

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