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他にも質問がありましたので答えます。

好きな手術は?

中継ではとっさに「手術は嫌いです」と答えてしまいました。

「好きこそものの上手なれ」からいうと、手術嫌いは手術が下手、ということになりかねませんね。

自分の考えでは、手術することが好き、というドクターには手術してもらいたくない、というのが本音です。

手術することそのものが目的の手術って、いやですよね。手術はあくまで「手段」の一つ。美容外科の目的は、施術を受けた患者さんが結果に満足して心安らかになること、です。

そういう意味で、手術そのものを「好き」になってはいけない、と考えています。

でも手術する以上は、全身全霊をかけて手術をします、決して手を抜くことはしません。

それは、スタッフ、ほかのドクターもよく知っていることですので聞いてみてください。

自分で手術上手ですよ、っていうのなんとなくかっこ悪いことだと思います。

ただし、今は時期が時期なので、ちょっとだけ本音出ています、というのも8月はすごい手術の件数で、ほぼ毎日朝から晩まで6~7時間手術が続いてましたので弱音を吐いたかもしれません笑。

本当のカウンセリングが難しい理由のその2です。

最近は美容皮膚科全盛で、手術だけで美容外科を開業するドクターは少なくなりました。

しかし中にはいわゆる「肉食系美容外科医」というのもいて、とにかく手術が好きで誰よりもたくさん手術をしたい、というドクターがいます。

この手の肉食系美容外科医がすべて手術がうまいとはかぎりません。

むしろやや手術が乱暴なドクターが多いような気がします。手術は質より数だというのがそういったドクターの信条だからでしょうか・・またそうじゃなければたくさん手術できません。

そういったドクターに、本来のカウンセリングを期待するのは難しいと思います。

そのドクターのやりたい手術をぐいぐいとすすめてきますし、検診でも患者さんの言うことはあまり聞かないことが多いようです。

前回「手術請負美容外科医」が出てきましたが、今回のドクターは「手術押売美容外科医」とでも名付けられるかもしれません。

いずれにしても、患者さんの本当の希望をお聞きして客観的にベストと思われる治療を提案することの難しさ、またそれを客観的に検証することの苦しさは美容外科医が毎日直面する課題になります。

その対処法は、それぞれの美容外科医が考えて自分のスタイルを確立していくことが必要になりますが、今まで書いてきたようにカウンセリングはクリニック経営と密接に関係していることが多いので、自分自身が経営最終責任者にならなければ本当の意味でのスタイル確立は難しいと思われます。

検診をしっかりしていて、それをカウンセリングにも生かしているクリニックが本来のカウンセリングができているクリニックと考えています。

今回は患者さんがそういったクリニックを見抜く方法についてです。

逆にそういったカウンセリングをしていないクリニックを見つけれるのはむずかしくありません。

一番簡単なのはそこのクリニックが行っている手術内容と件数です。

簡単に言うと手術をやりまくっているクリニックです。

時間のかかる手術をたくさんやってます、というドクターがいるクリニックは検診に時間をかけられません。

そういったクリニックはカウンセリング時間も短いし、検診もそこそこにしておかないと肝心な手術ができません。

面白いのは、患者さんは「症例数、日本一」とHPで堂々とうたっているクリニックのドクターは凄腕ドクターでいいクリニックと判断してしまいがちです。

冷静に考えればこれはある意味「うちは手抜きカウンセリング・手抜き検診をしていますよ」といっているようなものかもしれません笑。

人間がまともに働ける時間はドクターも同じです。その限られた時間の中で売り上げに結びつかないカウンセリングと検診を重視することなど不可能です。

もちろんクリニックも企業ですから経営努力をします。医療の質を下げないで手術数を増やす努力は必要だと思いますが、美容外科の場合それが極端な形で表れやすいのです。

その原因は二つ、詳細は次号以降で。

ちょっと前に、「美容外科医療にまつわる誤解」というテーマで記事を書きました。

今回は同じテーマで別のお話です。

「整形っぽい」っていうのはあまりいい意味で言われません。

「嘘っぽい」っていうのと近い感じです。

その反対の意味で、患者さんに使われるキーワードに「自然な感じ」というのがあります。

何回も整形手術をすると自然な感じが失われ、整形っぽくなってしまう、というように使われます。

確かに何回もいろいろなクリニックで美容手術を受けて、お世辞にも「きれい」っていえる患者さんは少ないと思います。

ところがうちのクリニックで何回も手術を受けていただく患者さんは、受けていただいた回数に比例してきれいになっていきます。

何が違うかというと、最初からバランスを考えて計画的に手術を受けていただいている方が多いからです。

行き当たりばったりの手術では、何回受けてもきれいになるどころか、先ほど書いたようにだんだん不自然な整形っぽいお顔になってしまいます。

逆に、最初の段階できちんとゴールを決めてバランスを考えながら手術をしていくと、変化はあるのだけれど、だんだん自然な感じに近づいて、最終的にどこの部分をどんな手術をしたかわからない、という結果になっていくことができます(私の考える最高の美容外科手術です)。

整形手術は、バランスを考えながら必要な部位を必要な程度に変えていく手術をすることが成功する秘訣です。

傷を小さくしようとしたり、できるだけ小さな範囲の手術で大きな変化を出そうとしたりすることが不自然な結果になりやすかったり、逆に何も変化のない手術を繰り返すことになります。

カウンセリングで最初にこう言ったことをお話しするのですが、このことをすぐに理解できる患者さんは、術後の満足度が高い傾向が見られます。

美容の手術を重ねることは、それが事前にバランスを考えた手術内容であれば、ごく自然な結果になる近道といえます。

外科医の行う手術は、歴史的にその目的が人命を救うところから始まり、日常生活に必要な機能の回復にまで広がりを見せてきました。

さらに現代、美容外科においては、心の満足感、幸福感を達成するのを目的に手術を行うまでになりました。

美容外科の手術を行う術者がこのことを肝に銘じていれば、一番大事なことはなんであるか。美容外科医ならおのずと答えはわかるはずです。

私も含めて美容外科手術を行う美容外科医が、いつまでもこのことを忘れないでいれば、美容外科がもっと人類の幸福にとって素晴らしい科になると信じています。

最近では美容外科手術に関する情報もネットで比較的得られやすくなってきて、カウンセリングを行っていると一昔前に比べると手術のリスクなどに詳しい患者さんが増えてきたと実感します。

それはそれでいいことだと思います。

しかし、一言で手術のリスクといっても色々ありますのでそこに誤解が生じることもあるようです。

例えば、手術のリスクには神経損傷や傷跡の問題などほかの外科系の手術と変わらないものがある一方で、美容外科手術には特有のリスクがあることは意外と知られていません。

そのリスクとは、、、

「術前に考えていた結果と実際の結果が違う」というものです。

いわれてみると簡単なことですが、実は美容の手術で最も起こりうるリスクとは、患者さんが期待していた結果が得られない「リスク」です。

少し特殊な話になりますが、団子鼻を解消したい、すっとした鼻先にしたい、という希望で鼻尖縮小術を受けたとしましょう。

一般の美容外科クリニックでは、鼻尖縮小術を「請け負って」くれますが、「患者さんの期待する鼻先にすること」を100%請け負ってくれるわけではありません。

このパターンで、患者さんが満足する結果になる可能性は私の考えではかなり低いと思われますので、患者さんにとってこの状況はかなり高いリスクを負うということになります。

美容外科手術において神経損傷や皮膚壊死といったリスクはかなり重大なリスクですが、めったに起きるものではありません。

ところが、カウンセリングしていて、前医の手術の結果に「期待外れ」だったというリスクは頻繁に遭遇します。

こういったリスク話は、美容外科の先生ですらご理解していないことが多いのですから、ましてや患者さんには想像することも難しいことかもしれません。

今後機会があれば、こういった美容外科にまつわる「誤解」について記事を書いていこうと思っています。

今年最後の投稿として、一言。

私にとって今年一番の驚きは、私の尊敬していた美容外科の先生の一言でした。

それは、「美容外科には診断はない」というお言葉です。

その意味は・・・、美容外科では手術の選択権は患者さんにあり、美容外科医は患者さんの依頼を受けてそれを請け負い、確実な手術をすることが美容外科の診療で、ドクターの診断は不必要である、ということだと受け取りました。

もちろん私は、この意見に反対です。

美容外科ほど診断が難しい科はない、と思っているからです。

今までにもこの場で何度も書いてきましたが、美容外科の手術の最終的な目標は、患者さんの心に満足感をもたらすこと、それ以外にはありません。

術前計画を立てて、それを手術で忠実に具現化する、などといった段階は、美容外科医にとって当たり前であります。

その前の段階、つまり患者さんの真の要望を深く理解し、さらにその手術が患者さんにもたらす影響がなんであるか、それが本当に正しい選択であるかどうか、それを判断することが美容外科医に問われる真の命題であります。

それには術前にいろいろな面から患者さんを深く理解し、術者の過去の経験に照らし合わせながら非常に難しい診断を下していく必要があります。

だから「カウンセリングが重要」ということになるわけです。

さらに言えば、自分の下した「診断」が正しかったどうか、それを知るには長い期間の術後のフォローアップが必要になります。

本当の美容外科には、とても難しい術前診断と長い期間の検診が不可欠であり、私が考える医学としての美容外科がそこにあると考えています。

美容外科をそうとらえると、逆に美容外科ほど医学らしい科はないとさえ思えることがあります。

うちのクリニックで一度でもカウンセリングを受けたことがある患者さん、さらに手術まで受けられたことがある患者さんであれば、私の美容外科に対するこういった考えを容易に理解していただけるのではないでしょうか。

来年も再来年も、こういった考えが変わることはないと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

八事石坂クリニックとして新しい試みをおこないます。

一つは、術前カウンセリングにおける遠隔診療の開始です。

当面は顔の手術に限定していきます。

通信環境の条件によってはご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、まずはスタートしてみましょう、ということです。

当クリニックには、カウンセリングのために遠方から来院される患者さんがおられます。そういった方に少しでも気軽にカウンセリングを受けていただければ幸いです。

もう一つの試みは、3Dカメラによるシミュレーションです。対象は顔面の手術の術前シミュレーションです。

3Dカメラによる術後評価は1年以上前から行ってきましたが、その結果、美容外科の手術における有用性は確認できましたので、今後は術前のカウンセリングへの応用を考えていきます。

従来から行われてきたCTや2Dカメラによるシミュレーションでは、本当の意味での顔面の評価やシミュレーションは難しく、またさまざまな角度でリアルに評価することができませんでしたが、3Dカメラによってこれらの問題が解決されると考えています。

うちのクリニックの美容診療の根幹であるところの「本当の美容カウンセリング」と「充実した術後検診」、これらをさらに充実することを考えた結果この新しい試みを行うことにしました。

よろしくお願いします。

本日で当クリニックは開業以来満10年を迎えることができました。

いろいろな方のご支援ご協力のもとここまで来ることができたこと、深く感謝したいと思います。

いろいろな意味で、このクリニックの存在は美容外科における経営の実験だと思ってやってきました。

チェーン店形態をとらないで、保険診療に頼らずに自由診療しかも手術中心の診療を中心にしながら、健全経営で10年間継続できるかどうか・・・

それが、10年前に私が考えていたことでした。

本日まで、紆余曲折は多少あったものの何とかやってこれたこと、大変うれしく思っています。

とにかく、美容外科の目的である、治療を受けた患者さんの心の満足を第一に、これからもこの治療方針を深めていきたいと思っています。

また今後は、さらに新しい試みを行っていく予定ですのでよろしくお願いします。

ずいぶん涼しくなりました。

今年の夏は、暑さのピーク時には生命の危機を感じるぐらい激烈なものでした。

部屋の古いエアコンで、なんとか今年の夏を乗り越えられましたが、来年はエアコンを買い替えようと思っています(笑)。

さて医師になって最初の年末を迎えた時の話です。

年末恒例の、病棟、手術室など各部門での忘年会シーズンが続きますが、それまで仕事でしか会ったことのない看護師や他科の医師とオフで顔を合わせる機会があります。

手術室の忘年会での出来事、会った記憶のない女性陣から親しげに声をかけられびっくりしました。

しかしよく見てみると、日ごろから手術の時に頻繁に顔を合わせている看護師の方たちでした。

なぜこのようなことが起きたかといえば、彼女たちはいつも深々とマスクをしていて、目元だけで知っている女性たちで、顔全体は知らなかったので勝手に顔全体を思い描いていたようです、もちろん美人の顔を。

外科系の医師の間では、手術室の看護師の「マスク美人」たちの存在は有名でした。

目元はメイクなどでかなり美人に見えるようにできますが、鼻先から口元を美人に見せるのはなかなか難しいものです。

逆に鼻、口元は美人の条件としてはかなり重要とも言えます。

特に口元が出っ張って見えるのは大減点になります。

なぜか、、

私はここに人類の進化が深くかかわってくると考えています。

ホモサピエンスの進化には、大きな契機が2回あったと思われます。

一つは火で調理すること。

火で調理できるようになれば、硬い食べ物をかみ切る強靭なあごの出番が少なくなり、結果顎が小さく後退する結果になります。

もう一つは、概念をもったこと

存在が抽象的なものを考える(例えば宗教や美術など)には高度な思考力創造力が必要とされ大脳特に前頭葉が発達したと考えられます。

これらの進化の結果、今の現代人の顔の骨格になった考えることは容易です。

その特徴は、顎が小さく、猿のように口元が出っ張っていない顔、また逆にオデコが丸く目立つ顔です。

進化を獲得しようとするホモサピエンスには、無意識にこのような顔が生存競争において有利と考えても合点がいきます。

平たく言えば、強い子孫を残そうとするオスには、口元が目立たないオデコが丸く出っ張ているように見えるメスがもてる、ということです。

そこで前回の記事に書いた二つの手術がうける理由がはっきりしてくるのです。

詳しくは次回の記事で。

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