美容外科手術でトラブルを避けるために13

眉下切開術について

ご年配の方の上瞼のたるみに非常に有効な方法です。

上瞼のたるみは、通常年齢とともに外側に生じてきて「三角目」になってきます。

内側のたるみも生じますが、外側に比べて軽微なことが多いようです。

この手術は、眉下の皮膚を切開・挙上するので別名「上眼瞼リフト」とも呼ばれています。

解剖学的デザイン的に外側のたるみに有効なので、患者さんの希望にマッチしやすい方法です。

傷の問題と上眼瞼のボリューム減少の問題はしっかり頭に入れておく必要があります。

上眼瞼にたるみがあってもすでに落ち窪んでいる瞼には慎重にしないとより落ちくぼんだ目になってしまいます。

顔全体のたるみにも共通しますが、必ずボリュームコントロールを合わせて考えないと患者さんの満足度アップは得られません。

傷に関しては、案外トラブルが少ないようです。我々のクリニック、ほかのクリニック全体でみてもここの傷の修正希望は聞いたことがありません。

おそらく時間とともにかなりの程度で目立たなくなることと、女性の場合眉毛を書くことが多いので気にならないからだと思います。

いずれにしても上眼瞼のたるみが比較的マイルドにしかも自然な形で解消できることと元々の二重のラインが生かせるという点はご年配にとっては大きなポイントになります。

逆に大きな変化を望む方やたるみを取りながらはっきりした二重を作りたい方にこの手術をすると物足りないと感じてクレームになります。

実際に過去にそういったケースがありました。

ただし取り返しのつかない状態になることはなく、あらためて重瞼ラインで皮膚切除をすればいいことなので、慌てることはないです。

まとめ

眉下切開(上眼瞼リフト)のマスター(皮膚を切除して2層縫合ができれば特に問題になることが少ない手術)(デザインは術前に行って皮膚切除量を決めるがそれ以上の効果が出てしまうことはない)(激変を期待している患者さんには進めないほうが無難)(術直後の瞼に生じる斜めのしわは時間とともに解消します)(術後間もないころに患者さんから傷や効果についてクレームぽいことがあってもよほどのことがない限り時間とともに解消することが多いので慌てない)

美容外科・美容皮膚科
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