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院長ブログ

早いもので2月もあと数日をのこすのみです。

まだまだ寒い日もありますが、日に日にあたたかくなってきていることを感じます。

今年の学会予定ですが、9月の札幌の美容外科学会でビデオパネルでの発表の依頼があり、それを引き受けましたのでそれ以外の学会では発表しなくていいか・・・と思っています。

依頼演題は「小鼻」に関してです。

ちょうど自分の中でも、小鼻の手術に関して一度きちんとまとめたいと思っていたのでタイムリーな発表依頼でした。

小鼻手術の中でも「小鼻縮小術」は最もポピュラーな手術ですが、実際に手術をしていると簡単な手術でいい結果が得られるケースは少ないように思います。

その形、湾曲 外々の幅、厚み、位置(特に鼻柱との関係)などを考慮しながら手術方法を考えないと思わぬ結果になることもあります。

最近、私が行っている手術によれば、自分(術者)が考えている結果をほぼ100%具現化できると考えています。

したがって、術前に患者さんと打ち合わせする時にイメージの共有ができさえすれば、成功率の高い手術になっています。

そのあたりを今度の学会でも発表するつもりです。

鼻の手術のときに、気を付けていることを2,3あげてみます。

手術前、こういう鼻にする、といった強い具体的なイメージを思い描きながら手術に臨むようにしています。

漠然としたイメージでは、術者の心構えとしてはすこし足りないと思います。

術者に強烈な形のイメージがなければ、目標のない手術に陥るように感じます。

逆に言えば、それほどまでに思い通りにいきにくいのが鼻の手術だということでしょう。

あとは物理的な計測を頼りに鼻の手術をすることもありますが、演出するという感覚も必要なのが鼻の手術の特徴のような気がします。

たとえば鼻を小さくする手術では、物理的に小さくすることも大事ですが、小さく見せるような仕掛けを作ることも大事だと考えます。

そういった点から、鼻の手術をしていると演出家や監督になった気がすることもあります。

鼻の手術でキャスティングを考えるとき、主役は何かといえばそれは絶対に「鼻先」です。

やはり「鼻先」は鼻のなかで花形です。

鼻先が決まると鼻全体がとてもバランスよくなってきます。

鼻筋(鼻背や鼻根部)は脇役です。

ですからここが鼻先よりも目立ってはいけません。

脇役は重要ですが、あくまで鼻先を引き立てるために存在するものです。

小鼻(鼻翼)も脇役です。

脇役が重要でない、ということではありません。

脇役がなければ主役(鼻先)が生きてこないからです。

・・・そんなことを考えながら日々の「鼻の手術」に臨んでいます。

早々と1年を振り返りましたので、次は来年2015年の目標などを考えてみました。

カウンセリングについては・・・

記録の取り方が、カルテに書くだけではどうしても抜けることがあり、それを防止するために、ICレコーダーのようなものを活用して、カウンセリングの記録を完璧なものにして行きたいと思っています。

せっかく1時間近くも患者さんと話し合うわけですから、きちんとした形にして残すことを考えています。

手術については・・・

カウンセリング同様、手術記録をカルテだけでなく電子媒体を用いた完全な形で残していけたらいいなと考えています。患者さんの「マイページ」なるものをHP上に作れるようにしてそこでこれらの記録も本人だけが見られるようにできればと夢を膨らませています。

「鼻」の手術が激増していますが、手術方法・方針については今までのやり方を継続していこうと思っています。

具体的には・・・

鼻の手術で最も重要な鼻先の位置・高さを決める手術については、術中の患者さんによる確認は可能な限りやっていきます。このやりとりも動画などで残していけたらなあ、と考えています。

鼻尖縮小術・鼻中隔延長術を中心に・・・

もっとも重要な鼻尖部分の手術を中心に考えて、そこよりも頭側(上側)は「隆鼻術」「鷲鼻形成」「幅寄せ」などから必要なもの選択し、さらに頭側(上側)には「眉間プロテーゼ」もしくは「眉間軟骨移植」、さらに前額(おでこ)では「ハイドロキシアパタイトによる前額形成」をカバーしながら顔の中心線のバランスを考慮した組み合わせを提供していく予定です。

また鼻尖鼻柱よりも尾側(下側)においては、口元のバランスをみながら、「鼻下長短縮術」「口唇拳上」「口唇縮小術」「口角拳上」「鼻翼基部プロテーゼ」「顎プロテーゼ」などの手術を組み合わせて、顔の中心線の下半分のバランスをとっていきたいと考えています。

中心線のバランスが決まったところで・・・

同時あるいは2次的に鼻翼関係の手術を考えます。具体的には鼻翼縮小術(外側、内側)、鼻翼拳上術、鼻翼形成術、鼻孔縁形成術などから必要と思われる手術を鼻柱との関係を見ながら選択することになります。

鼻ばかりになりましたが、他にも眼や頬の輪郭などたくさんある手術の中から適切な組み合わせを患者さんと一緒に考えながら選択できるような診療スタイルができればいいな、と考えています。

カウンセリング・手術の待ち時間について・・・

来年も一人一人の患者さんのカウンセリングと手術には十分時間をかけていきたいと願っています。そのために新規の患者さんの予約待ちがかなり長くなってしまい(今のところ3か月ぐらいの待ち時間でなんとかやりくりしています)、今後さらに長くなる可能性があるかもしれません。

それを解消するために、今月から手術やカウンセリングのキャンセル待ち制度を始めました。少しでも待ち時間を短縮したい方は、予約時に一言おっしゃっていただければウェイティングリストに登録させていただきますので是非ご活用ください。

来年もよろしくお願いします。メリークリスマス & ハッピーニューイヤー!

小鼻を小さくする手術には、外側・内側の二つの方法があります。

患者さんに「私はどちらがいいでしょうか?」と聞かれることがあります。

小鼻自体が本当に大きい人は、外側切除をすすめています。

笑うと小鼻が横に広がることが気になる人は内側でも対応できることがあります。

外側切除の場合、傷が小鼻の外側にきます。ここは脂腺が多いので、傷が目立つことがあります。

その予防のために抜糸を少し早目にしたり、小鼻にボトックスをうって術後しばらく脂腺の活動を抑える、などで対処します。

外側切除はどちらかというとアンダーコレクションとなることが多い手術です。もちろんもともとの小鼻の大きさにもよりますが、少々切除したぐらいではそんなに変わらないという印象です。

鼻尖をとがらせたり、高くするのに耳介軟骨移植が用いられます。

鼻尖にプロテーゼを使わない理由は、長年経過すると鼻尖の皮膚が薄くなって最悪プロテーゼが飛び出してしまうことがあるからです。

したがって、鼻背にはプロテーゼ、鼻尖には耳介軟骨移植をすることが多いのです。

耳介軟骨移植をする場合、自分の軟骨(鼻翼軟骨)がある程度強くないと支えがないためこの移植軟骨がうまく働かない場合があります。

この場合にも鼻中隔延長術を併用するとうまくいきます。延長術はこちらを参照

鼻の穴をかくす手術としては前回書いた「鼻中隔延長術」がありますが、こういった鼻の人はどうでしょうか?

鼻の中央(鼻柱)は十分長いので「鼻中隔延長術」は必要ないのですが、その割に鼻の穴が結構はっきりみえるのは、鼻の穴の縁(鼻孔縁)が上にカーブをえがいているからです。

この鼻の穴を隠すには、この「鼻孔縁」を下げる手術をします。これが「鼻孔縁形成術」です。

方法は耳から皮膚と軟骨を一緒に取ってきて、鼻の穴の裏側に貼り付けます(複合組織移植)。原理は祭り縫いをしたズボンのすそをほどいて長くする要領です。

↓術前

↓術後

最近はやりの手術に「鼻中隔延長術」があります。

鼻中隔軟骨を延長する手術です。鼻の穴に親指と人差し指をいれて、奥のほうで指と指の間に触れる「下敷き」のようなちょっと堅いものが鼻中隔軟骨です。

延長する方法は、軟骨移植です。耳の軟骨を持ってくるか、肋軟骨を使います。

これが短い鼻は、松○投手のような感じになります。

美人あるいはかわいいといわれている人の鼻は、鼻の穴の間(鼻柱)が下に降りて長く見えます。

すでにL字プロテーゼが入っている人は、一度これを抜いて軟骨移植を行います。

学会発表で使用したイラストがありますので参照してください。

鼻中隔イラスト

図中の黄色い部分が移植された軟骨です。

だんご鼻の手術とは、鼻尖を小さくする手術です。鼻尖の皮下組織をできるだけ薄くして、左右の鼻翼軟骨を寄せて鼻尖の幅を狭くします。手術はこちら

この手術は結果を出すのがなかなか難しい手術です。

なぜか?

正面からみて「丸」い鼻尖が、縦に長い楕円形の鼻尖になります。鼻の皮膚が縦方向にあまるので、横からみると鼻をつまんだような丸いかたち(ピンチノーズ)になってしまいます。

鼻の皮膚は比較的分厚いので縮まりにくいうえに、鼻であまっている皮膚を切り取ることが難しいため横からみた鼻尖の部分が小さくなりにくいようです。

あまった皮膚を切り取れない場合、鼻を高くするか、長くしてつじつまをあわせます。

したがって、鼻が短くて低くてだんご鼻の人は高くして長くして鼻尖縮小することでかたちがよくなりますが、もともと鼻が長くて高くてだんご鼻の人で皮膚の分厚い人は一番治しにくいということになります。

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