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形成外科手術手技の基本に、ドッグイヤー修正があります。

形成外科を1年ぐらいすれば、だいたいどんな状況のドッグイヤー修正もできるようになります。

しかしこの「ドッグイヤー」の本質を理解できている美容外科医(形成外科のトレーニングがすんでいる)は少ないと思います。

美容外科医の中には、「ドッグイヤー」なんて美容医療に関係ないじゃん、というものもいるかもしれません。

ドッグイヤーを「円形の皮膚欠損を縫い縮めた時の端っこの処理の仕方」としか理解していないとそうなるのも仕方がないと思います。

そもそもドッグイヤーの考え方は「処理をしたところ」と「処理をしないところ」の境目の問題解決法、と考え方を広げれば、これほど美容外科医療に関係するものはありません。

頭の聡明な美容外科医であれば、すぐに理解できると思います。

この考え方を身につけることで、美容外科の手術を受けた患者さんのご希望・クレームの内容の理解と対処法がわかるようになります。

簡単に申し上げると、手術でバランスよく形を整えるには患者さんが気づいていないところまで手を加えることが重要だということです。

美容外科の手術の結果がとても自然で手術したことがわからない、という状況を生み出すためには特に重要な考え方です。

患者さんからすると余計なところまで手術をしなければいけないので不利益になりますが、だからこそ形成外科で培ったきれいになおすという手技が生きてくるのです。

我々美容外科医にとって、手術を受けて人生が変わって明るくなった患者さんを見ることは何よりの喜びです。

まさにこれこそが、美容外科手術の目的だからです。

手術が成功するためにはいくつかの必要条件があります。

患者さん側の条件としては

・・・素直な心と人の話をよく聞いて理解する頭の柔軟さがある人

・・・自分の考えを大切にしているけど頑固ではない人

・・・他人に敬意を払うことができ一般常識のある人

医者側の条件としては、(上記の条件に加えて)

・・・患者さんの話を聞いてなりたいイメージを共有できる医者

・・・そのイメージを具体化するにはどんな手術が必要かがわかる医者

・・・できるだけ多くの手術の経験があり、その手術の結果を注意深く見ている医者

そんなところでしょうか。

美容外科の手術を考えている患者さんが、一人でも多く、手術が成功してよかったと思えるようになることを願っています。

今回の記事は、同輩後輩の美容外科医に向けて書きます。

特に手術を中心に美容医療をされている医師に向けてです。

他医の手術の跡を見る機会が多いので、これは実際の経験に基づいた話です。

以前にどんな手術をされているか、それがたとえ術後何年経過していたとしても傷をあけて瘢痕の状態をみれば一目瞭然であることが多いようです。

名古屋に限らず、全国の美容外科の先生に手術をしてもらった患者さんがこられます。

中には3か所4か所のクリニックで手術を受けられた患者さんの傷を開けることもあります。

最近では手術中に傷を見て「この部分の瘢痕は最初のクリニックのあの先生の手術の跡だ、この部分の固定が違うのは2番目のクリニックのあの先生の手術のあとだ・・・」というところまでわかってしまうこともあります。

手術は正直です。

どんなにうまくごまかそうと思っても、そのドクターの手術のくせ、考え、やり方などなど、しっかり跡に残っている物です(これはもちろん私自身にも言えることです)。

本当に手術の上手な先生、とても乱暴な手術をする先生、知識が足りない先生、手術経験が足りない先生、・・・

手術の傷を開けてみるとちゃんとわかります。

ただし、手術後の結果に、患者さんが満足されているかどうかは、手術のうまい下手は多少関係しますが、別問題だと思います。

だから、たとえ手術が下手な先生でも美容外科医としてとても人気のある先生はいるのです。

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