昨日30日、今年最後の長時間手術を無事終えることができました。
さて来年は、5日が仕事初めでこちらも長時間手術からスタートとなる予定です。
前々回のブログで1年を振り返りましたが、自分自身に起きたことで一つ書き忘れていたことがありました。
それは今年の夏ごろにJSAPS(日本美容外科学会)の評議員を仰せつかることになったことです。
具体的に何か大きく変わるかといえば、それほどたいしたものではありませんが、今までこういった役職にとんと無縁でどちらかといえば政治的なかかわりを持つことを避けてきた私にとってはちょっとした事件でした。
日々の診療以外に、こういった社会的な役割を持たされるのも、そういった年齢・経験を積んだものにふさわしい立場を神様から授かったと思って少しでもお役に立てればと思っています。
1年に2~3度見ていただいている占いの先生にも、来年はこれまでの立場に安住せずに次のステージに上がることを考えよ、と言われました。
これは私が一番苦手としていることも嫌がらずにかかわっていけ、ということだと理解しました。
今まで診療以外では、どちらかといえば独善すぎることも良しとしてきましたが、もう少し客観性をもった目で再点検することから始めていこうと思っています。
いずれにしても来年は今年よりもさらに忙しい1年になりそうな予感がしています。
来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください!
早々と1年を振り返りましたので、次は来年2015年の目標などを考えてみました。
カウンセリングについては・・・
記録の取り方が、カルテに書くだけではどうしても抜けることがあり、それを防止するために、ICレコーダーのようなものを活用して、カウンセリングの記録を完璧なものにして行きたいと思っています。
せっかく1時間近くも患者さんと話し合うわけですから、きちんとした形にして残すことを考えています。
手術については・・・
カウンセリング同様、手術記録をカルテだけでなく電子媒体を用いた完全な形で残していけたらいいなと考えています。患者さんの「マイページ」なるものをHP上に作れるようにしてそこでこれらの記録も本人だけが見られるようにできればと夢を膨らませています。
「鼻」の手術が激増していますが、手術方法・方針については今までのやり方を継続していこうと思っています。
具体的には・・・
鼻の手術で最も重要な鼻先の位置・高さを決める手術については、術中の患者さんによる確認は可能な限りやっていきます。このやりとりも動画などで残していけたらなあ、と考えています。
鼻尖縮小術・鼻中隔延長術を中心に・・・
もっとも重要な鼻尖部分の手術を中心に考えて、そこよりも頭側(上側)は「隆鼻術」「鷲鼻形成」「幅寄せ」などから必要なもの選択し、さらに頭側(上側)には「眉間プロテーゼ」もしくは「眉間軟骨移植」、さらに前額(おでこ)では「ハイドロキシアパタイトによる前額形成」をカバーしながら顔の中心線のバランスを考慮した組み合わせを提供していく予定です。
また鼻尖鼻柱よりも尾側(下側)においては、口元のバランスをみながら、「鼻下長短縮術」「口唇拳上」「口唇縮小術」「口角拳上」「鼻翼基部プロテーゼ」「顎プロテーゼ」などの手術を組み合わせて、顔の中心線の下半分のバランスをとっていきたいと考えています。
中心線のバランスが決まったところで・・・
同時あるいは2次的に鼻翼関係の手術を考えます。具体的には鼻翼縮小術(外側、内側)、鼻翼拳上術、鼻翼形成術、鼻孔縁形成術などから必要と思われる手術を鼻柱との関係を見ながら選択することになります。
鼻ばかりになりましたが、他にも眼や頬の輪郭などたくさんある手術の中から適切な組み合わせを患者さんと一緒に考えながら選択できるような診療スタイルができればいいな、と考えています。
カウンセリング・手術の待ち時間について・・・
来年も一人一人の患者さんのカウンセリングと手術には十分時間をかけていきたいと願っています。そのために新規の患者さんの予約待ちがかなり長くなってしまい(今のところ3か月ぐらいの待ち時間でなんとかやりくりしています)、今後さらに長くなる可能性があるかもしれません。
それを解消するために、今月から手術やカウンセリングのキャンセル待ち制度を始めました。少しでも待ち時間を短縮したい方は、予約時に一言おっしゃっていただければウェイティングリストに登録させていただきますので是非ご活用ください。
来年もよろしくお願いします。メリークリスマス & ハッピーニューイヤー!
今年もあと1か月を残すのみとなりましたので、ちょっと早いかなと思いましたが、この1年を振り返ります。
全体を振り返り一言で表すとすれば、今年は「激動」と「成就」の年でした。
まずはクリニックについてです。
開業して6年が経過しましたが、開業以来最多の患者様に来院していただきました。
今までは宣伝もろくにしないし、一地方都市で細々とやってきたクリニックでしたので、かえって自分の思うような経営スタイルと診療スタイルを維持できていましたが、あることがきっかけで地元に限らず全国からたくさんの患者様に来院していただき、そのことにはとても感謝すると同時に少し戸惑いもあった1年となりました。
ゆっくり時間をかけてカウンセリングをする、というスタイルが患者様に好評のようで、それについては今まで続けてきて本当によかったと思っています。
今後もその方針だけは堅持していきたいと決意を新たにしています。
個人的には・・・
長年考えてきた(38歳ごろから・・かれこれ15年以上かかってます)人生スタイルを確立するために少しづつ準備してきたことが実現成就できた年でした。
簡単にいうとハッピーリタイアできた年ということになりますが、人生は本当に不思議なもので・・・ハッピーリタイアが実現したと思ったら急にクリニックが想定外に繁盛してしまい、まだまだリタイアには早い、もっと働けという神様のご指示と思って観念しています。
家族の面では・・
長男が形成外科医に、二男は就職が決まり、3男が医学部に入学でき、こんなに幸せが一度に来て大丈夫か・・と逆に心配になるほど恵まれた年となりました。
健康面では・・
夏ごろに疲労が重なったせいか人生で初めて重度の「めまい」に襲われ、あらためて「自身の健康」に注意しなければならないことを思い知らされました。
若い若いと思っていても体力の衰えが少しずつ気になる年齢になってきました。
今年ものこり1か月、クリニックの予定はほとんど隙間なく埋められているようですが、なんとか無事に新年を迎えることができるように頑張っていきたいと思います。
少し早いですが、この1年患者様とスタッフに感謝とともに、あらためて来年もよろしくお願いします。