問合せ

電話

さきほど今年の診療のすべてが終わりました。

クリニックの全部のカレンダーを来年のものに換えて、スタッフ全員で掃除を済ませました。

今年はクリニック開業丸3年を無事迎えることができました。

これもひとえに我々に信頼をよせて下さる患者さんのおかげと感謝しております。

ありがとうございました。

来年も今年以上に患者さんの信頼にこたえられるクリニックを目指してスタッフともども努力していく所存ですのでよろしくお願いいたします。

切開式重瞼術は美容外科医にとってもっともポピュラーかつ奥の深い手術です。

重瞼ラインの強弱については以前書きかけてそのままになっていましたが、それをコントロールする方法に触れながら説明します。

私は皮膚を腱膜に縫合して引き込みをつくりますので、手術の最後に行う皮膚縫合でどれだけの厚みをひろって腱膜に縫い付けるかで重瞼ラインの強弱をコントロールしています。

重瞼ラインをできるだけソフトにしようと思えば、皮膚と皮下・眼輪筋を含めて厚くひろい腱膜に縫合し、逆に重瞼ラインを強くするには皮膚だけをひろい腱膜に縫合します。

もちろん縫合時に何度か開瞼していただいて、縫合でひろう皮膚の厚みを微妙に調整しながら重瞼ラインの強弱をコントロールしていきます。

重瞼ラインの強弱はどちらがいいかではなく、ケースバイケースで決めていくしかありません。

たとえば、幅の狭い重瞼ラインをご希望の方であれば、重瞼ラインはできるだけソフトに仕上げますが、これを幅広の重瞼ライン希望の患者さんにおこなうと睫毛上の皮膚にたるみが生じ、場合によってはそこにもう1本重瞼ラインができたり最悪の場合最上位の重瞼ラインが消失することも考えられます。こういったケースでは必然的に重瞼ラインを強めに作らなければいけなくなります。

上瞼のあつい患者さんには、必然的に強めの重瞼ラインになりますが、瞼の薄い患者さんに強めのラインをつくりますとそこが凹んでしまうのでそういった場合はできるだけ皮下組織と眼輪筋を一緒にして腱膜に縫い付けるようにします。

ただしこういったコントロールができる前提としては、腱膜が瞼板に対して常に同じ位置になければいけないということがあります。

そのためにも腱膜は瞼板に固定されていなければなりません。

そうでなければ、重瞼ラインは相対的に引き込まれ過ぎになりますので必然的にラインが強めに出てしまいます。

昨日(日曜日)は私の今年最後の休日、自分にとって毎年恒例の家の大掃除をしました。

去年も同じような記事を書きましたが、実は去年はそれまで毎年していた「お風呂」の掃除をさぼりました。

そこで今年は何としても「お風呂」の大掃除をしなければ、と思い午前中から準備をして作業にかかりました。

普段の風呂掃除は家内がしてくれていますが、年末は文字通りの「大掃除」になります。

自宅のふろはユニットバスですが、この日はとにかく、はずせるもの(シャンプー台、浴槽のパネル、入口の扉など)は全部はずして徹底的に掃除します。

浴槽の裏や排水溝を見たことがない人がほとんどだと思いますが、やってみるとその尋常ではない汚れに驚きます(水垢と髪の毛とカビが絡まり大変なことに・・)。

まずはそれらを高圧洗浄で一気に流し去ります。気持ちよく汚れが落ちていくのですが、水が跳ね返るのでマスクとメガネは必需品ですが、この時点ですでにずぶぬれ状態です。

排水溝も奥の奥まで掃除して、それからやっと普通のふろ掃除にうつります(ここまでで2時間経過)。

ふろ用洗剤で浴槽以外の洗い場、天井、扉の裏側など普段なかなか掃除できないところまで徹底的に隅から隅まで洗い上げます。

次にタイルの目地のカビ取りをカビキラーで行いますが、今年は自己管理に気を使い、あらかじめ買っておいた有毒ガス用マスクをつけて行いました。

そして肝心の浴槽とその蓋を力をこめて洗い上げます。

ここまで5時間が経過、さらに最後に金属製のカランなどを専用のみがきスポンジで磨いてピカピカに仕上げ、掃除が終了しました。

なんでもそうですが、きれいにすると本当に気持ちいいものですね(ちょっと疲れましたが・・)。

今年もあと10日あまり。

1年を振り返ってみるといろいろなことがありました。

クリニックで一番の出来事は、去年の暮れから続いているスタッフの入れ替わりの問題でした。

ここにきてようやく落ち着いてきたので来年こそは安定し、診療面でもいい効果が期待できるのでは、と思っています。

診療面で新しいことといえば、暮れに導入した「脂肪融解レーザー」が、来年以降どこまで本領を発揮してくれるか期待しています。

今年の業績ですが、学会出席はそこそこ、論文は一つ、セミナーなどの出席はゼロ、と去年に比べるとやや低迷かもしれません。

来年はもう少し頑張らねば・・、と反省しております。

来年は、今後のクリニックの特色を出していく基礎固めの年、と考えています。

周りの雑音に惑わされないように、原点にかえって一日一日を大事にできたらいいな、と考えています。

難しい話が続きましたので、ちょっと脱線です。

先日、蒸気機関車をアップしましたので今回は、電車です。

これは80系という昭和30年ごろに東海道線を中心に走っていた電車が元になっています。

前回同様、真鍮製のキット(スケールは80分の一)を半田づけで組み立て、そのあとにラッカー系の塗料で塗っています。

蒸気機関車にくらべると部品点数はとても少なく、くみ上げるのはそれほど難しくありませんが、色の塗り分けにはかなり苦労しました。

下地処理をした後、全体を橙色に塗ってそれからマスキングテープというもので塗り分けラインをだし、緑色塗料をエアブラシで重ね塗りします。

同様にして屋根をグレーに塗り換気扇を取りつけます。

さらに窓ガラスを表現するためにアルミサッシを接着し透明アクリル板をつけていきます。

そして最難関のHゴム(窓ガラスの周囲にある灰色の留めゴム)は、ポスカという水性塗料の極細ペンで色差しをして表現します。

手をかけて完成させた作品にはとても愛着がわきます。

症例写真を更新しました。鼻中隔延長術の術後などです。写真はこちら

この患者さんは、半年前にもアップされています(写真はこちら)。

その時は術後1か月ぐらいでした。

したがって今回の写真は鼻中隔延長術の術後6カ月ということになります。

細かいことを見逃さない人には、この半年で鼻がずいぶん変化していることがおわかりになると思います。

もともと延長は控えめでしたが、半年経つと延長効果がはっきりしてきています。

術後3~6カ月では、術後の腫れがあるため延長効果がはっきりわからないことがあるからです。

つまり最初の時点(術後1か月ぐらい)で「かなり鼻がながくなっているな~」と思う場合は、延長しすぎの可能性もある、ということです。

美容外科医にとって、鼻の手術はきれいでなおかつ目立たない鼻を作ることが重要だと考えるならば、このことを常に留意する必要があります。

その時に一番大事なのは、患者さんの術後において、時間とともに変化するどんな細かいことでも見逃さない姿勢です。

美容外科において、効果のない手術は論外ですが、ある程度効果を出せる手術とわかれば、次の段階では洗練された結果をだすためにいかに手術を細かくコントロールするか、という段階に移っていかなければいけないと考えています。

頬のたるみ相談でこられた患者さんが、「他のクリニックでうけた糸(スレッドリフト)でたるみがとれると期待したのに、全然効果がなかった!」とおっしゃいました。

患者さんを拝見して傷の場所などから判断するに、吊り上げタイプのスレッドリフトだとわかりましたが、メーカーまではわかりませんでした。

ただおそらくメーカーのいわれるままの挿入方法で手術が行われたのだと思います。

それでは効果がないことは明白ですので、私が提唱している方法(こちらを参照)で挙げれば今より効果が上がることを説明申し上げたのですが、患者さんは「糸=効果なし」というように思いこまれているようでなかなかご納得されるまでに時間がかかりました。

こういった相談はスレッドリフトにかぎらず「フェイスリフト」の手術を受けてこられた患者さんにも多くて「すごく痛くて腫れて大変だったのに、3カ月たってみたらなにも効果がなかった・・」とひどくがっかりされています。

こういった患者さんに再度当方でのフェイスリフトをすすめても、「効果がなくて痛い手術はもういや」と拒否されることが多いのは非常に残念ですが、患者さんの心情からそれはいたしかたないことなのかもしれません。

鼻の手術の修正、目の手術の修正について書いてきましたが、リフトの修正手術についてはこういった理由のせいでなかなか再手術に至らないことが多いようです。

しかし、最初の手術が肝心である、という点では、鼻・目もフェイスリフトも同じです。

違う点は、最初からできるだけ効果のある方法で手術をうけることが重要だということです(それがたとえスレッドリフトであっても)。

実際に効果がある方法とない方法を患者さんが見分けるのは難しいとは思いますが、担当のドクターに少なくともモニター患者さんの写真などで術後の経過を詳しく説明してもらうべきです。

それが用意されていないクリニックは、よほど患者さんの術後経過に注意を払っていないといえます。

なぜなら、フェイスリフトは術後経過がどうなのかがすべてといっても過言ではないからです。

せめて、100歩譲って術後3カ月の時点での術後写真を用意してもらって、それすら効果がないのなら、その手術はまず無駄だと考えていいと思います(理想は少なくとも術後1年の時点で効果がのこっていることです)。

12月に入りました。受験シーズン到来です。

私は詰め込み教育賛成派でゆとり教育には疑問を持っています。

若い時に詰め込みをしなくていつやるのでしょうか。年をとってからつめこみなどという離れ業はなかなかできません。

脳が衰えるというよりは、ずるをすることを覚えてしまうからです。

だからこそ若いうちはなにも考えずにひたすら勉強する、仕事をすることが大事だということが最近つくづくわかるようになりました。

そのことが最初からわかっていれば、だれも悩まなくてすむのでしょうが・・。

若いうちは「なんでこんなことやらなかんの」と思ってしまうのですが、それがあとになって「点」が「線」にそして「面」につながってくることを実感するのです。

それがいわゆる「基礎」というものです。

「基礎」とは、築きあげると非常に強固で、どんな状況におかれても確信がもてる根拠になるものですが、それを強固にするまでが大変で何度も何度も同じことを繰り返し失敗しそこから学び・・を繰り返すことが必要です。

美容外科には形成外科的基礎が必要といわれますが、これらを身につけるためには「ばかになって」修練する時期が何年も必要だと思います。

私自身、形成外科医時代に、夜中の3~4時まで手術について眠い目をこすりながらひたすら皮膚縫合したこと。一生懸命手術したにも関わらず感染を起こして術後の傷の管理に泣かされたこと。微小血管縫合したところが詰まってみるみる移植した皮弁の色がかわってこちらの顔色もみるみる真っ青になってしまった経験。その患者さんの再手術を手術室に頼みにいって麻酔科医に思いっきり嫌味を言われ悔し涙がこらえきれなかったこと。嫌気性細菌感染をおこした巨大な床ずれの患者さんの手術で傷から発生するガスに、私も看護師さんも目をやられて暫く目が開けられなくて手術ができなかったこと、大病院でや〇ざ屋さんの刺青除去手術を断ったら怒鳴り倒されて気づいたら外来で二人きりにされていたこと、当直あけでそのまま出張しそこで長時間手術をおえてその後、車で帰宅途中高速道路で居眠り運転し死にそうになったこと・・数え上げたらきりがありません・・。

いまから振り返ればいろいろな場面で少なからず患者さんやスタッフの皆さんに迷惑をおかけしながらなんとかやらせてもらえていたのだと思っています。

それでも20年近くくじけもせずにやってこられたのはやはり「形成外科」「美容外科」がとにかく好きだったからだと思います。それがなければとても続けてこられなかったと・・・。

再び鉄道ネタ、、自動車ネタになってしまって申し訳ありません。

鉄道に関しては、私の場合純粋に模型だけの趣味で、実際の鉄道にはほとんど興味はありませんが、蒸気機関車のことになるといろいろ考えることが多い今日この頃です。

昭和30年以前の日本は、高度経済成長期のまさに夜明けともいえる時代で、蒸気機関車が輸送の主役になっていました。

それが昭和35年以降どんどんディーゼルや電気機関車に置き換わって、昭和50年までにはかつては3000両以上あった蒸気機関車もその姿をあっという間に消してしまったのです。

今は当たり前に走っているガソリン自動車も電気自動車にとって代わられ、蒸気機関車と同じ運命になる日が来るかもしれない、と最近切実に思うのです。

日本でガソリン車がマイナーな存在になったりしたら、ガソリンで走る車を、今蒸気機関車を眺めるような目で、なつかしみを込めて見るようになるのでしょうか?

ところが自動車よりも一足先にエネルギー変革した鉄道界では、これからリニアカーが走ろうとしている時代にもかかわらず、一部には蒸気機関車の復活現象がおきています。

現在約20輌ほどの蒸気機関車が現役で運行していて、今年はC61というタイプの機関車が復活しました。

エネルギー効率や環境面の問題からすると今の時代にこうした逆行ともいえる動きが起きるのはどうしてでしょうか?

ここが人間の面白いところです。

あまりにも効率化、清潔化が進むと原点回帰現象が起きるのではないかと思っています。

美容外科にも、器械による効率的な治療ばかりになると、逆に昔ながらの手術が見直されるようになるのはこういった原点回帰現象によるものかもしれません。

カウンセリングのお申し込み


先頭へ