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8月も終盤になりました。

8月のクリニックの情勢を振り返るとお盆前後に手術が集中してしまい、忙しい日とそうでない日の差がはげしく、スタッフも私もスケジュール調整が難しい月でした。

8月に限らずこういった傾向は年々顕著になるようで、今後もクリニック全体のスケジュール管理がさらに重要になると考えています。

9月の予定は以前にも書きましたように韓国行、福岡での学会、雑誌形成外科からの依頼原稿の締め切り、など手術以外にも忙しくなりそうです。

さて9月が終わるとうちのクリニックも開業後丸3年が経過することになります。

開業当初からクリニックの経営が安定するには3年が必要と考えていましたが、果たしてどうだったのか・・・ゆっくり検証してみようと思っています。

今までの診療スタイルのなかでいいところは継承し、足りないところは積極的に改革していきます。

具体的に4年目以降に私がやりたいとかんがえていることを2~3あげてみます。

まずスタッフのさらなる充実。今までは少人数でなんとかやってきましたがスタッフ一人一人の負担が大きくなり、このままだと患者さんの要望を100%お受けすることができなくなる恐れがあります。

スタッフの人数の面からもう少し余裕をもって患者さんの診療に当たれるように考えていきたいと思っています。

次に情報発信。従来からホームページの充実を心掛けてきましたが、その方針にかわりありません。

会員制のホームページの立ち上げを10月ごろには完了したいと思っています。

もう一つ、私自身の情報発信についての最近の考えを具体的に実行していこうと考えています。

美容外科にかかわる真実の情報については、一般の方(患者さん以外のホームページ閲覧者もふくめて)にも今後もう少し積極的に伝えていくことを検討しています。

切開法の術後に修正を希望されて来院する患者さんには、瞼の状態に共通した点が見られます。

①一番ポピュラーなのは「術後下垂状態」。

②それにともなっての「幅広二重」。

③二重のラインの異常な「食い込み」。

④睫毛の根元の粘膜(グレイライン)が見えてしまう「睫毛外反」。

これらの症状は術直後であればあっても問題ないのですが、1か月~3カ月経過してもこういった症状が全く改善しない場合は修正手術が必要になる可能性があります。

これら①~④までの症状は、挙筋腱膜が瞼板から「はずれている」ことが原因とかんがえられます。

それが手術によって引き起こされたのか、もともとあったのかはケースバイケースです。

修正手術をしてみてわかることは、前回の手術の術後に異常に腫れた、というエピソードがある患者さんは手術によって外れた可能性が高いようです。

瞼板から外れた挙筋腱膜は目いっぱい奥に引き込まれる・・・その割には瞼が開かないために、①~④までの症状が引き起こされる、といったように理論的に説明がつきます。

そこまでわかればその対処の仕方は、おのずと決まってきます。

鼻の手術の記事で、術前に患者さんと結果について打ち合わせをし、お約束できることはこうこうです、といったことを書きました。

瞼の手術でもお約束できることがあります。

重瞼術で埋没法を行う場合、かなりの内容について患者さんとお約束できます。

医師にとって埋没法の結果はかなりの確率で正しく予想できるし、よほどへたくそでなければその通りの手術結果をだすことができます(もちろん例外はあります)。

ところが切開法になると事情がかなり違ってきます。

患者さんには意外かもしれませんが、「通常の切開法」で、患者さんに術後の経過・結果について常に正しく予想できる医師(正確にいえば予想できると言い切れる)は、よほどの腕前の医師か若しくは何も知らない素人医師か、どちらかです。

「通常の切開法」とは挙筋腱膜の位置決めをしない切開法、という意味です。

患者さんにとってはもちろんですが、美容外科医にとってもそういう手術は非常に大きなストレスを感じるはずです(美容外科医に最低必要とされる繊細な神経をもった正直者の医師であれば・・・なおさらです)。

逆にいいかえれば、健康な挙筋腱膜が存在していて(できれば瞼の手術を一度も受けていない状態がベスト)、それを患者さんの状態に合わせて的確に操作できる医師の技術があれば、切開法の術後をコントロールすることが十分に可能になります。

具体的にいえば、術後のおおよそのダウンタイム(私はそれを約2週間とお伝えできます)、開瞼幅(術後眼瞼下垂は予防できる)、重瞼幅(少なくとも広過ぎる重瞼幅は防ぐことができる)、重瞼ラインの強弱、これらについてのコントロールが可能になります。

その技術を身につけるには、形成外科医として「腱膜性眼瞼下垂」の患者さんの手術を100例ぐらい経験することで挙筋腱膜の操作になれる、ということが一番の近道だと思います。

それができるようになり美容外科医として切開法の経験を十分積んだあと、最終的に「通常の切開法」の修正手術についてトライできるようになると考えます。

お盆前、うちのクリニックでも連日の手術で忙しい日々を過ごしています。

何年かぶりに首を痛めてしまい痛みに耐えながらの手術となってしまいました。

手術の最中は比較的痛みを忘れていますが、帰宅してからは首をちょっと動かすのもつらい状態です。

そんな中で、先日の手術は上瞼の他院切開手術の修正手術がありました。

過去の手術歴が少し変わっていました。

左だけ2度の手術を受けられていて、右は手術を一度も受けていない、といった状態でした。

1回目は普通?の全切開を受けたそうですが、術後にかなりひどく腫れたそうです。

内出血はなかったとのことでしたが、術後からひどい眼瞼下垂になってしまい、術後4か月経過してもそれが改善せず、そこで2回目の眼瞼下垂修正の手術を同じクリニックで受けられたそうです。

この患者さんに限らず、全切開の術後に一過性の眼瞼下垂になる患者さんは非常に多く、それを予防する方法については今までこのブログに書いてきました。

今回、患者さんのご要望の両側下垂改善の手術を引き受けましたが、このように左の過去の2度の手術の経過を何度も聞き取り調査をした結果、、かなり困難な手術になることを覚悟していました。

このあたりの手術を何度か経験されているドクターならお分かりだと思いますが、おそらく最初の手術で挙筋腱膜とミューラー筋の間が剥がされ、腱膜が外れた状態で術後に癒着して下垂状態が定着してしまったのだと考えられました。

この患者さんの術後がさらに複雑だったのは、2回目の手術でその癒着が完全に改善されないままに腱膜が瞼板に固定されていたので、そこを完全にリセットしないと下垂修正の大きな妨げになっていたことがわかりました。

今回の手術は、右にかかった手術時間は45分ぐらい、左には2時間ほどかかりました。

全切開を考えている患者さんに申し上げたいのは、最初の手術が肝心だということです。

こうしてブログなどを書いて情報を伝えていると、つくづく「情報の中立」の重要性について考えさせられます。

われわれの世界では、中立性が高い情報源として論文や学会発表の内容を利用することが多いのですが、その中にはメーカーの提灯持ちのような発表もあります。

レーザーなどは業者がそれを医師に無償で貸し出す代わりに、その医師はその結果を学会で発表する、ということがよく行われています。

それ自体はなんの問題もないのですが、それを引き受けた医師ははたして真に客観的な結果を発表できるのか?という疑問が生じます。

(もちろん聴いている我々のほうもそのあたりの事情はだいたい承知の上で、またか・・と割り切った気持ちで聴いているわけです・・・・・・、最近では論文はもちろん学会発表でもスポンサーが付いているかどうかを明らかにするように求められています。)

私がよく学会発表や論文で利用させていただいているシルエットリフト(以下SL)については、こういったメーカーとの金銭関係がまったくありません。

過去に1本たりとも試供品でもらったことすらないし、ましてやそれ以外の便宜をメーカーや代理店からうけたことはありません。

それゆえ私は、このSLについてはなんのしがらみもなく、良い、悪いを自分の思ったままに評価できる立場にあります。

そんななかで、実際に患者さんに使用してみると、このSLは従来のフェイスリフトと併用することでいい結果がでること、コーン(組織を持ち上げるアンカーのこと)の数を減らさないとターゲットになる部分のリフトアップが逆に難しくなること、などがわかり、それについて学会発表をしてさらに二つの論文を書きました。

(余談です、そのせいかどうかわかりません・・・が、最近のSLの製品はコーンの数を8個から6個に減らしてきました・・・)

患者さんにお伝えしたいのは、医者が勧めるものはほんとうにいいものと思いたいところですが、場合によってはどこの世界でもあるメーカーとのしがらみがあるのだ、ということをくれぐれもお忘れなく・・・。

最近の記事の中で鼻中隔延長術についてしばしば書いてきましたが、その折も折、「鼻中隔延長術」についての依頼原稿を承りました。

形成外科医や美容外科医に広く読まれている雑誌「形成外科」の克誠堂からの依頼です。

鼻の手術の特集が組まれるらしく、その一部として「短鼻」の手術の中における「鼻中隔延長術」について担当させていただくことになりました。

これによって、手術術式を中心に鼻中隔延長術についての自分の考えをまとめるいいきっかけになるのではないか、と期待しています。

ただ論文執筆は、2009年の秋以来2年ぶりで、執筆の勘を取り戻すのに少し時間がかかりそうです。

締め切りが9月下旬ですので、美容外科学会の準備も重なり来月は相当忙しい月になりそうです。

少しでも早く取りかかって万全に仕上げたいと思っています。

ちなみに美容外科学会のほうは、9月29・30日の2日間福岡で行われます。

私は「東洋人のフェイスリフト」について発表する予定で、内容は以前にも発表しているシルエットリフトを併用したミッドフェイスリフトにくわえてシルエットリフト+頸リフト、シルエットリフト+頬リフトの有用性を盛り込んだ内容にする予定です。

この他9月の初めには韓国へ渡り、脂肪吸引に用いる新しいレーザーについて研修する予定です。

知らない間に8月になっていたという感じです。

7月の最後の週がとても忙しく、気がついたら暦が変わっていました。

先日、私用での集まりで年配のかた(といっても私と10歳も変わらないと思います)とお話しする機会がありました。

幼稚園を経営されている(園長も兼ねているとおっしゃっていました)かたで、最近の子供の教育について熱心に話されていました。

最近の子供には、「ものづくり」の機会が少なくそのよろこびを味わう経験も少ないということについて憂慮されていました。

戦後の日本は(私ぐらいがその最後の世代だと思います)まさしくこの「ものづくり」が国の発展の原動力でした。

それを今の日本は失いつつあるということは、今後のこの国の発展を望むことが非常に難しくなっている、ということでした。

これについては、私も日頃から同じような考えを持っています。

私が幼少のころはまだ今ほどものが豊富ではなかった時代でしたので、遊びというと自分で工夫して物を作ることが当たり前のようなところがあったのです。

出来上がったあとも何度も壊しては作りを繰り返し、そんなところから手を動かして物を作り出す喜びを経験することができたように思います。

今の日本は他の新興国に「ものづくり」を譲ってしまったようなところがありますが、先進国を含めて日本が他の国に負けない技術の原点だけは譲ってほしくないものです。

それは、単にモノを作るだけでなく、なんども試行錯誤を繰り返し、いかに安全で耐久力のあるものに仕上げていくか、信頼性のある質の高いものを作り出していくか、といったところが日本のお家芸だと考えます。

テレビや白物家電など(いわゆるコモディティと呼ばれるもの)は、外国勢の商品に押されっぱなしですが、たとえば一眼レフデジタルカメラやコピー機といった付加価値の高いものほど、日本製は他の国に対して圧倒的な優位を保つことができているということからも、日本の将来の「ものづくり」の姿を垣間見ることができます。

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