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久々に美容外科の手術について。

目頭切開術については以前から書いてきました。

効果の出しやすい手術ですが(実際に目頭手術の修正希望はほぼ目が寄りすぎの修正で来院されます)、これがかえって問題になることが多いのです。

目頭切開術の修正手術で「もうこ襞形成術」というのがあります。

こちらの手術は効果が出しにくい手術で、最近でも他院の「もうこ襞形成術」の術後に再度「もうこ襞形成術」希望で来院、修正した患者さんがいます。

最初の目頭切開は切られ過ぎ、初回の「もうこ襞形成術」では全く変化がなかったそうですが、今回の手術では立派な「もうこ襞」ができました。

普通に考えると、この人が受けた3回の手術のうち、成功したのは今回の手術だけ、ということになります。

ところが患者さんにお聞きすると、この3回の手術で一番高額だったのは最初の目頭切開術だったようです(うちのクリニックの5倍!でした)。

目頭切開の手術をした医師からみれば、効果が出る手術だから少々高額でも需要はあるだろう、という考え方かもしれませんが、美容外科の手術は「効果が出る=成功」とは限りません。

これから目頭切開手術を体得しようと考えている美容外科のドクターは、少なくともある程度これを元に戻す手術を体得しているか、それができるドクターを知っている必要があると考えます。

保険診療で開業されている先生からは、「自由診療はいいですね~」とうらやましがられることがあります。

自由診療は自由診療で苦労することもありますが、たしかに今の「管理医療の典型」のような保険診療のことを考えると、今の自分の身分がとても幸せであることに気づかされます。

私自身もともと何事も管理されることが好きではなかったので、よくぞ神様はこの仕事を私にお与えくださったと感謝をしています。

医局とのしがらみもなく、先輩後輩のつまらないしがらみもなく、経営者との軋轢もなく、薬屋とのしがらみもない、真の意味での「自由診療」を毎日実践できる幸せは何物にも代えがたいものです。

自由診療の唯一のルールは、患者さんと医者との間に「うそがない」ということです。

「嘘がない」関係というのは、よくいわれる「信頼関係」のようなお互いにもたれかかるような関係とはちょっとちがい、もっと倫理的な、客観的な、ドライなもののような気がしています。

またそれがもとで患者さんから誤解されることもありますが、私自身の性格によくあっているようです。

10月は例年に比べて忙しくさせていただいています。

今日は朝から7時間ずっと手術で、昼ごはんも夕方になってしまいました。

暇だった8月が懐かしいような・・・気がします。

このままいくと11月もとてもいそがしい月になりそうです。

手術の予約がすでに結構はいっているのと、11月中旬に海外で解剖セミナーに参加する予定があり、1週間ほどクリニックが休診になるため、患者さんにはご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いします。

解剖セミナーは去年のサンフランシスコ以来です。久しぶりに勉強してまいります。今回の場所はハワイです。

せっかくのハワイですが、残念ながら朝から晩までみっちり講義と解剖実習が予定されているので観光はしないつもりですが・・・、。

ハワイは空気を吸うだけでもうきうきした気分になれそうです。

「引き寄せの法則」というものを最近知りました。

この法則は、自分の望むもの、望むことが実際にその人に起こるようになると解説されている場合もあります。

実際にいろいろな患者さんを拝見していると、心配性で治療がうまくいかないことばかり考えている患者さんにはそれが起きる、逆に楽観的な患者さんは傷の治りまでよくなるという不思議なことが起きます。

さらに最近知ったのは、人は自分に似た人に引き寄せられる、という「引き寄せの法則」の解釈です。

実は、私のクリニックに来院される患者さんには血液型をうかがうことにしています。

ご自分の血液型をご存じない方、まちがって覚えている方もおられますが、書いていただいた「血液型」を拝見するとなんとなくAB型が多いような気がしています。

以前のブログで書いていましたが、私の血液型もAB型なのです。

もともと人口比率が少ないAB型ですから、なおさら来院される患者さんに多いように感じてしまいます。

性格はほとんど「遺伝」によってきまり、「環境」の影響はそれほど多くはない、という最近の研究成果を合わせて考えると、AB型の患者さんはAB型の医者に引き寄せられると考えてもおかしくはないのかな~と時々考えて楽しんでいます。

ミシュランガイド大阪京都神戸の新版が出たそうです。

私はグルメには興味がないので、ミシュランガイド東京版もみたことはありません。たまたまいったお店が載ったことのあるお店だった、ということがある程度です。

このガイドブックに掲載されることはお店にとって大変名誉なことのようです。

それにもかかわらず、何軒かのお店は選ばれたにも関わらず掲載を断ったそうです。

その理由が紹介されていましたが、ほとんどが「掲載することで今までのお客様に迷惑がかかる」というものだったそうです。

このガイドブックで紹介されることも意味があることだとは思いますが、こうして既存のお客様のほうを大切にするために掲載を断るお店の姿勢にも共感できます。

以前、このブログで「繁盛することの功罪」について語ったことがありますが、こういったお店の常連になっているお客さんは幸せですし、お店もきっと末永く続いていくのではないかと思います。以前の記事はこちら

私のクリニックにもこのような常連患者様がおられますが、こういった患者様に満足していただけるよう普段は提供することのないサービスを行っています。

おかげさまで手術や施術を受けていただいている患者さんはそのほとんどがリピーターの方で占めています。

この方針が変わることはありませんし、この方針をもっと徹底していくためにどうしたら既存の常連患者様にさらなる満足とサービスを提供することができるかを常に考えています。

検察庁の証拠改ざん問題で、国民の検察への信頼が揺らいでいる、とのことです。

これはこれで大きな問題でしょうが、私にとって驚いたのはむしろ今まで検察がそれほど信頼されていた、という国民側の事実です。

さらにいえば今までそれほど検察が信頼されていた根拠はなんなの?という疑念です。

日本人の「役人はえらい人、間違いを犯すわけがない」という盲目的に追従してしまう性質が法曹界に対してもそうさせたのでは?と思わざるを得ません。

これは一検事の不祥事といったことではなく、絶大な権限をもった機関に対して、なんらのチェック機能をもたなかった、というシステムの欠陥が原因だと考えます。

日本に検事が何人いるかは知りませんが、全員正義のかたまり、悪いことはだれ一人しません、と考えるほうが不自然です。なかには神様のようなりっぱな検事の方もおられるかもしれませんが・・。

世知辛い話ですが、これは法曹界にかぎらず医療の世界でもまったく同じことがいえます。

学会が終わって、1昨日のこと、久しぶりに近くの行きつけの大きな本屋で時間を過ごしました。

本屋に行くのは私の数少ない楽しみの一つです。本屋の中を心の赴くままに本や雑誌を手にとりながらうろうろ回っているといろいろな発見があります。

今の世の中のことを知ることはもちろんですが、自分が今この瞬間に何に興味があるのかを客観的に発見できるのもおもしろいです。

潜在的に興味のある本(自分は気づいていなくても)は何周回っても毎回その本を手にとってしまうようです。

今回もそんな本に出会うことができました。その本は~「ドラッカー 日本への言葉」望月護著~です。

今現在自分の中にふつふつとわいてくる疑問にはっきりとした答えを出してくれそうな予感がする、そんな本でした。

その疑問とは

「企業(もちろん美容医療も含めて)はなぜ利潤を追求するのか」

です。

その答えをオーストリアの経済学者シュムペーターの言葉を引用して

「利益は企業の存続のためのコストである」

と明確に示してくれました。

自分の中で、開業以来いつももやもやしていた疑問を一気に解決してくれた本、と言えそうです。

この本と出会えてよかった。

今回の学会に参加して感じたのは、比較的新しいテーマの会場と、以前からある治療の長期成績の会場の「入り」の差です。

前者には多くの聴衆が集まるのですが、後者はどちらかというと閑散としています。

医者も人間ですから、真新しいもの、センセーショナルなものにひかれるのはわかります。

しかし冷静になって考えてみると、真新しい治療には本当の意味での結果がわかるにはもっと時間が必要です。

本当の意味で「いいものである」とわかっている治療は、月日が経った治療方法です。

月日が経つことで、その逆・・それほどたいした結果のでる治療ではない、というのもわかってきます。

そういった意味では、今回私が追加発言させていただいたパネルディスカッション~「スレッドリフトの長期成績」は意義が深いものだったのですが、会場は今一つ閑散としていました。

私が以前から主張しているとおり、スレッドリフトはあくまでフェイスリフトの補助であり、そのような使い方をして初めて効果がはっきり確認できるしそれが長期的に安定している、ということが確認できました。

巷では残念ながら、スレッドリフトを受ける患者さんは減少の一途をたどっているようですが、それも過去に適応のない使い方をして患者さんの期待にこたえることができなかった結果であるともいえそうです。

10月7日8日、京都で日本美容外科学会が開催されました。

会長は富山で「カメイクリニック」を開業されている亀井先生。

先生のことは以前から存じ上げていましたが、親しくさせていただいたのは2008年2月にメルボルンで行われた「国際美容外科学会」の会場でお会いしてからです。

ちょうどそのころ私は以前勤めていたヴェリテクリニックに在籍しながら独立開業を考え始めたころで、今回の学会でもその頃の記憶がフラッシュバックのように思い返されました。

それはさておき今回の学会の感想は・・・。

演題を拝聴して新しいことをやってみようと思うことはさすがになくなってきましたが、以前からの知り合いのドクター、あるいはいままでお話もしなかった先生方と知り合いになれていろいろな話題について話ができたことが収穫でした。

開業してからはこういった機会がめっきり減ってきたな~と感じてきたこのごろでしたので、とても新鮮に感じ、それとともにこれからの診療にも励みになった学会でした。

八事石坂クリニックは今日10月1日で3年目に入ります。

この2年間大勢の患者さんに来院していただいてこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

過去2年間を振り返って、反省すべきことは反省し、良かった点はさらに良くなるように改善していきたいと思っています。

具体的には現在の診療システムと料金設定を今月中に一部見直す予定です。

来週の学会で、経営セミナーの講師を引き受けた関係で、現在そのスライド準備に追われています。

そこでの私のメインテーマは、経営と診療をどのようにしてバランスを取っていくかということです。

当たり前のことですが、診療が主役、経営はわき役です。しかしわき役だからといって経営をおろそかにしてはいけません。

放漫な経営をしているとやがて知らず知らずのうちに診療に影を落としてきます。一番最初に脅かされるのは医療の安全性です。

医療の安全性が第一であることは美容医療に限りません。より高い安全性を求めていくと自然にコストがかかってきます。

しっかりした経営は医療の安全をまもる上でも非常に重要なのです。

それが重要なものであるならば、患者さんからは見えにくいところにこそコストをかける、というのが私の診療方針のひとつです。

その診療方針を支えてくれるものが、強い経営力であると考えています。

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