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シミの治療に携わってかれこれ10年近くになりますが、外来診療で患者さんにシミの治療を説明するときに二つの理論、「下りのエスカレーター理論」と「100点満点理論」をよく使っています。

「下りのエスカレーター理論」とは

下りのエスカレーターはじっとしていると下がって行く一方なので、その位置をキープするためには常に足を動かしている必要があります。シミ治療もアンチエイジング治療もこれと同じで、一時よくなってもその状態をキープするためには何らかの治療を続けていくことが必要です、ということがいいたい時に使っています。

もう一つの「100点満点理論」とは

たとえばフィギュアスケートが100点満点競技だとして、40点を60点にするのと、80点を100点にするにはどちらが難しいかを考えます。普通に考えれば80点を100点にする方がはるかに難しいはずです。高得点圏になればなるほど大幅な得点アップは難しいのは当たり前です。

この「理論」は、シミは治療する時最初は目にみえて良くなるのですが、その後、薄くなればなるほど、よくなればよくなるほど、さらなる治療の効果、改善をもとめることがむずかしいことを説明するときに使っています。

この二つの理論は、こうやって書くとえらくあたりまえのことのように感じますが、患者さんはいざ「ご自分の美」のことになるとこの常識がわからなくなってしまうことがあるようで・・・・。

21世紀は「再生医療の世紀」になるのは間違いないと思われます。美容外科も例外ではありません。

肌の若返りの「トレチノイン」治療も広い意味で「再生医療」といっていいでしょう。トレチノインはビタミンA群の中心物質で人体内にピコグラム単位で存在するものです。トレチノインを皮膚に塗ると皮内のトレチノインレセプターに結合、表皮基底細胞の増殖が起こり、肌の若返りが得られます。

「PRP」治療(多血小板血漿)も再生医療と考えられます。採血して血漿中の血小板を濃縮、これを皮内に注入します。血小板は種々の「成長因子」を放出するため、皮内の線維芽細胞が刺激されコラーゲン増生がおこり肌の若返りが起こるというものです。

私のクリニックでは、来年早々からこの「PRP」治療をさらに進化させた「W-PRP」治療を始める予定です。これについては後日詳しく書きます。

さらに線維芽細胞そのものを培養して増やし、これを皮膚にもどし若返りを図る方法も行われています。これも来春から始める予定です。

再生医療の優れたところは、副作用がほとんどなく繰り返しできることですが、弱点は効果がはっきりしない、効果の評価がむずかしい点です。要するに「ほんとに効いているの?」という疑問です。

この点の評価をクリアにしないと美容外科での再生治療の発展はないと思っています。ただ単に時流にのってなんでもかんでも「再生医療、再生医療」というのでは一時期のブームで終わってしまいます。

ここは大学病院とタイアップしてしっかりしたデータを蓄積するなどの長期的な評価をすることが重要と考えられます。

下まぶたは、もっとも老化の出やすい部位の一つです。それだけに、下まぶたの若返りを考えている人も多いようですが、前回の記事に書きましたようにこれが意外と難しいのです。

下まぶたの若返り法の一つに「下眼瞼脱脂」があります。この方法の優れているところは、下まぶたの表面に傷がつかないことです。それともうひとつ「下眼瞼脱脂」は皮膚を切り取ることがないので「外反」が起こりにくいことです。

逆に「下眼瞼脱脂」の弱点は術後皮膚があまることです。あまった皮膚の程度によって術前よりしわが増えることもあります。しかしこの段階で余った皮膚を切り取ることで対処できることもあります。

以上が我々美容形成外科医が考えている「下眼瞼脱脂」の常識でした。

しかしここにきて異変が起きています。最近、この手術をうけて「下まぶたが陥没した」、「下まぶたにくまができた」という人が修正希望で訪れるようになってきました。

よく拝見するとこれは「下眼瞼脱脂」で脂肪を取られすぎているようなのです。このことは以前の記事でも書きましたが、先日学会でお会いした他のクリニックの先生も「そのような患者さんが受診されて困っている」とおっしゃっていました。しかも手術を受けたクリニックが同一なのです。

一般に、美容外科の手術で「取り除く手術」の基本は「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。特に脂肪は取りすぎると戻す手術に何倍もの労力がいります。

ほとんどの患者さんにとって、とりすぎのあとのミゼラブルな結果は無縁のことですし想像できないことかもしれませんが、場合によっては取り方が少なくて変化が少ないことの方がまだ罪が軽いこともあります(高い費用をはらって全然変わっていないのは詐欺みたいなものですが・・)。

国際美容外科学会の余談

会期中「大蛇~おろち」の試乗会がありました。VクリニックのR先生と「のってみよか!」ということで試乗。以前からR先生と「乗るならおろちだよね~」と冷やかし半分で言っていたのですが、まさか試乗することになるとは・・。

↑これが「おろち」。光岡自動車がつくった和製スーパーカー。

~以下試乗リポート

寝そべるように乗り込むとそこはまさに「スーパーカー」。エンジン始動。エンジン音はごく普通。(それもそのはずエンジンは「トヨタ」のノーマル3300ccなのだ)。違うのはその音が頭の後ろから聞こえてくることぐらい。

さあ出発・・といってもアクセルもブレーキもどこにあるか全くみえず。足探りでペダルをさがしアクセルとおぼしきものををぐいっとふみつける。思ったより軽く車体が動き出す。

駐車場から車を出すのに一度切り替えをしなければならす、バックにシフトチェンジ。ちなみにシフトは普通のオートマ。

後ろを見ようと思ったが全く視界ゼロ。どうしようかととまどっていると助手席の案内人が「こちらを見てください」と言われたのでセンターコンソールをみるとそこには「バックモニター」が。「え~スーパーカーにバックモニター?」。

いよいよ公道へ。とにかく車両感覚、特に車体の左側が全くわからず。それでも適当に左折。ハンドルはとても軽く乗用車感覚でOK。加速もごく普通で乗り心地もあくまで普通、悪くない。

赤坂見附の交差点で信号待ちをしていると、横断する人の注目の的。ほとんどの人が「なんじゃ、この車?」という顔をしてみていく。数分の試乗ののちこの車のデザインをてがけた青木さんに出迎えられて終了となりました。

↓試乗するR先生 窓が小さい!?

↓内装はこんな感じ

わずかな時間でしたが、とにかく完全に「おろち」に魅せられました。このすばらしき「オオカミの皮を被った羊」とでも称すべき「おろち」は車体も内装も完全ハンドメイドだそうです。

この車を持っている高須先生がうらやましいです。

先週の週末の国際美容外科学会の報告・・・正直にいって講演の内容で期待したものはありませんでしたが、「シルエットリフト」のDrPizzamiglio先生の講演は楽しみにしていたし、実際聴けて良かったです。

学会2日目には最近の動向を先生に直接聞くことができたのも収穫でした。

先生と直接話をするのは今回で2回目なので、とてもリラックスした雰囲気で話ができ、顔のシルエットリフトについて東洋人と西洋人では糸の入れ方を少し変えた方がよさそうだとか、ヒップアップの2ステージ手術の細かいこつなども聞けてとてもためになりました。

DrPizzamiglio先生(左)と私 学会会場にて

今後は顔用のものより少し糸が太いものも手に入るようになりますので、顔の皮膚が比較的重い人やボディ(特にヒップ)のリフトにはこちらの方が便利なようです。

先生いわく「シルエットリフト」は工夫次第で可能性がひろがり今後もいろいろなことに応用できそうだということです。私もまったく同感です。

先日の国際美容外科学会でのこと。

会場で講演を聞いていると、周りが何やら騒々しいので、何かと思ってみてみると3人に一人ぐらいの割合でデジカメとビデオ撮影を一生懸命しているのです。

講演中、係りの人が再三再四やめるように注意をしているのですが、なかなかやめない人もいるし中には長時間係りの人ともめている人もいました。

最近国内の学会では、これが問題になっていて基本的に講演のデジカメ・ビデオ撮影は禁止になっています。

今回は国際学会ですので国によって基準がまちまちなのかもしれませんが、注意されてもまったくやめないのは明らかに日本人ではない東洋人の参加者でした。

ちょっと気になってみていると、この人医者なのかな~、と思える場面もありました。どう見ても必要のないプレゼンまで一生懸命撮影しているのです。

今年2月のオーストラリアの国際美容外科学会ではこのようなことはほとんどなく、今回の学会で一番残念なことでした。

11月15日16日、東京で国際美容外科学会がありました。この美容外科学会は、日本にある二つの「美容外科学会」のうち「JSAS」のほうです。二つの学会についてはこちら

会長は高須先生、会場は「ニューオータニ」で3会場、参加者はとても多く演者も国際色豊かで立派な学会でした。

だいたい「国際学会」なるものは「お祭り」になってしまい、演題の内容よりも交流会の意味合いが色濃くなります。今回の学会も例外ではありませんでしたが、それが中途半端ではなく「エンターテイメント」に徹した高須先生に好感がもてました。

その一端として会長招待パーティーがあげられます。学会は初日の演題終了後このようなパーティーを催されるのが普通なのですが、このパーティーがすごかったのです。過去の学会でもこういったパーティーに参加することはあっても最後までいることはめったにありませんでした。詳しくは後日このブログで報告します。

驚いたのはもう一つの美容外科学会(JSAPS)の重鎮の先生方が何名か参加しておられたことです。我々ぐらいの年代のDrは、あまり垣根にこだわらずに二つの学会に参加しますが、今回JSAPSの重鎮の先生方の柔軟な態度に好感をもち時代の流れも感じました。

これも高須先生の「二つの学会をひとつに」という考えのあらわれだと思います。非常にむずかしい茨の道でしょうが、大きな問題ですので今後も考え続けていかなければいけないと感じました。

なにがともあれ高須先生のおかげで1週間分ぐらいの「ブログのねた」が手に入ったこと、とても感謝しています。

以前の記事で書いたことがある「フェイスパック」の話の続きです。以前の記事

今回、クリニックで美肌治療を受けられた患者さんに、治療後のパックをサービスすることに決め、それにこの「アクアゲルマスク」を使おうということになりました。

こちらがその「アクアゲルマスク」です。

製造元の「プレビュート」の社長さんとはながいお付き合いなので、それほど大量の仕入れでないにもかかわらずリーズナブルなお値段で商談がまとまりさっそく発注。先週の金曜日に納品がありました。

その日は数人の患者さんの美肌治療予約が入っていましたので、全員の患者さんに施術後「アクアゲルマスク」のパックサービスをしました。全員の方に気に入ってもらい皆さんさらに自宅用にと帰り際にまとめ買いをされていかれました。

予想以上の反響で初日1日で在庫がほとんどなくなってしまいびっくりしました。

こちらの製品はジャスコとかドンキホーテなどで取り扱いがあり、商品棚の隣には私の顔写真が載っている説明書きが飾ってあるそうです(私自身いまだにその現場を見たことがありません、あしからず・・・)

好評でしたので、今後もこのサービスを続けていく予定です。もちろん自宅用にクリニックでの販売もいたします。

このブログでもかなり有望視してきた「シルエットリフト」。先日、美容整形で有名なTV番組にも取り上げられたようです。

一人は、ミッドフェイスのリフトに使われていていい結果が出ていました。もう一人は首のリフトに使われていてこれもすごくいい結果が出ていました。番組の構成によるものを差し引いてみたとしても、お二人とも満足いく結果だったようです。半年以上の結果ではなさそうなので、今後どうなるかは注意する必要はありますが・・。

「糸で引っ張る」というと、以前アプトスなどでひどい目に逢っている患者さんや良識のある美容外科医にとって、またか・・という気になるかもしれません。私も最初に「シルエットリフト」を紹介された時は半信半疑でした。しかし「シルエットリフト」は少なくともミッドフェイスに関しては、現時点では最も効果が出る方法といってもよさそうです。

今週週末の「国際美容外科学会」(JSAS)でも「シルエットリフト」のセミナーがあり、ここでヒップのリフトにシルエットリフトを用いる方法も発表されるようです。

シルエットリフトがアプトスのようなまちがった広がり方になってしまわないことを祈りますが、今後かなり人気が出そうですね。

小顔術というと、骨切り術、脂肪吸引、えらボトックスなどを考える人が多いようですが、忘れてはいけないのは、皮膚のたるみ取り、です。

特に加齢とともに顔が逆三角形から四角い大きな顔になってきたと感じる人は、脂肪量が増えている可能性もありますが、皮膚のたるみの要素がとても大きいと思います。

皮膚のたるみを解決することで、小顔になれる可能性もあるわけです。以前の記事を参照してください。

小顔がもてはやされるのも、小顔が若さの証明であるからかもしれません。

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