女性にとって皮下脂肪が気になる季節になりました。
皮下脂肪を減らすなら「脂肪吸引」ですが、そこまではちょっと・・という人に朗報です。
ちょうど1年前ぐらい前から、我々がクリニックで使っている器械で
「エルコニア」
という器械があります。この器械、本当に脂肪を溶かします。電子顕微鏡でこの様子が見れます。
↓エルコニア照射前の脂肪細胞
↓エルコニア照射後の脂肪細胞
いままで脂肪を溶かす器械という触れ込みのものは多数ありましたが、エルコニアはちょっと違います。何が違うかというと、アメリカのFDA(日本の厚労省にあたる)が、脂肪吸引関連器械として世界で初めて認めた器械だからです。エルコニアについてはこちら参照。
実際にこのレーザーを照射したあとに脂肪吸引をしてみると溶けていることがわかります。
瞼の修正(埋没法、切開法の術後など)をしていて最近気づいたことがあります。
修正術でよく行われる方法は「眼瞼下垂手術」。この手術についてはこちら。
この手術中に挙筋(目をあける筋肉)をよく観察すると、なんとこれが2枚おろしになっているのです。つまり筋肉筋体と腱膜が離れてしまっていて、この腱膜が目の奥に引っ込んでしまっているのです。
ひょっとするとこれが「瞼の術後の眼瞼下垂」の原因のひとつかもしれません。(瞼の術後の眼瞼下垂についてはこのカテゴリーの埋没法3参照)
なぜそう思ったかというと、この2枚おろしをきちんと修復すると見違えるようにぱちっとした目になるのです。
実際の患者さんの写真
↓切開式二重まぶた手術後
↓眼瞼下垂手術後
今日は久しぶりに3000cc超の脂肪吸引をしました。(脂肪実質量3670cc)
朝11時00分からスタート。午後3時30分に終了しました。途中、体位交換(うつぶせから上向きに変わる)の時間が30分あるとして、手術時間は4時間。手術時間のうち、麻酔の時間を引くと、脂肪吸引時間が実質3時間になります。
3時間で約3600ccの脂肪をとるということは重さにして3kg。1時間あたりで換算すると1200ccの脂肪を吸引したことになります。重さにして約1kg。
ダイエットと脂肪吸引は目的がちがいますが、仮にダイエットで1kg減量することを考えた場合どんなにがんばっても最短期間で1-2日はかかります。まして3kg減量をしようと思うと1週間ぐらいかかります。
ダイエット: 3kg減量→1週間
脂肪吸引: 3kg減量→3時間
こうやって考えるとと脂肪吸引がいかに効率のいい痩身であるかがわかります。