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日焼け後の反応のちがいによって肌質を分類することがあります。これは大きく分けて3種類あります。

①日焼けすると真っ赤になって数週間でもとにもどってしまうタイプ。日焼けしにくい肌質。もともと色白の人が多い。

②日焼けはすると赤くなるがその後がしばらくすると黒くなるタイプ。日本人には最も多い。

③日焼けすると赤くならずにいきなり黒くなるタイプ。もともと色黒の人が多い。

もっと細かい分類もありますがシミの治療を考える上ではこの3種類を知っていれば十分だと思います。

しみには厚みと深さで4通りのタイプが考えられます。①深くて薄いもの、②深くて厚いもの、③浅くて厚いもの、④浅くて薄いものです。

治療で一番難しいのは②の深くて厚いものであることは理論的にも感覚的にも理解できるのではないでしょうか。このタイプのしみの代表は20才ごろから頬にはっきりしてくるあざのようなしみ

遅発性大田母斑、(真皮メラノサイトーシス)

と呼ばれているものです。この治療が難しいのは、レーザーを1~2回照射しただけではあまり変化がわからないところです。治療期間には丸々1年はかかるものの、ちゃんとした治療をすればほぼ100%消えます。

反対に?の浅くて厚みのあるものは治療が簡単で、少々乱暴な治療をしても後は残らないし、1回の治療で十分です。このしみは少しイボ状に盛り上がっていて、境目がはっきりしていること、日焼けの多い中年男性のこめかみに多く見られます。

治療の簡単なものから順に並べると「浅厚」≧「浅薄」=「深薄」≧「深厚」といったところでしょうか。

実践的なしみの診断で必要なことはしみの深さと厚みを見抜くことです。とても簡単です。シミ治療から逆に考えていくと、まずこれだけで十分と思われます。

(皮膚科のお医者さんが日ごろシミ診断で使用している「老人性色素斑」とか「脂漏性角化症」などの病名は、治療にあまり役立たないことが多いような気がします。)

どういうことかといいますと、たとえばしみの深さですが、浅いほうが治療は簡単で、深いほうが難しい傾向があります。同様にシミの厚さですが、厚いほど治療回数がかかり、薄いほど治療回数が少なくて済むという様に考えられます。

しみの深さを判定する方法ですが、もちろんしみのあるところの皮膚をすこし切り取って(これを皮膚科では生検という)顕微鏡で調べればすぐわかりますが、皮膚をとらないでもだいたいの深さがわかる方法があります。それはシミの縁に注目するやり方です。

シミの境目がはっきりしていればそれは浅いことが多く、境目がぼんやりしているものはやや深いと考えられます。入浴剤の入ったお風呂で自分の手を水面から徐々に深く沈めていくとだんだん手の形がぼんやりしてきます。それと同じです。

シミの治療は結果が予測しにくいという面があります。(同じ治療でも、ある人はシミが薄くなり、ある人は濃くなることがあるという意味で・・です。)
(そのせいかどうかわかりませんが、まわりの美容外科医や美容皮膚科医を見回してみても、「シミの治療が好き」というお医者さんにあまり会ったことがありません。)
そんななかで、私は愛知医科大学の形成外科でシミ治療を始めるようになり、ずいぶん色々なタイプのしみを見せていただけるチャンスに恵まれました。そこで培われたシミに対する知識をもとに、私の「実践的なシミの診断と治療」をここにまとめて書いていこうと思っています。これは難しい医学知識を必要としませんので、治療を受けてみようと考えておられる患者さんにも参考になると思います。

本格的にしみを治療し始めて7年が経ち、述べ人数で1200人以上の患者さんを拝見してきました。
しみは難しいなと思う今日この頃ですが、今までに自分なりにわかったことをすこしずつ書いていきます。
実際に治療していると、「このしみ確実に消せるな!」と思うことはまれで、「これはやっかいだな」と思うことのほうがはるかに多いような気がします。
困るのは、同じ治療でも患者さんによって正反対の結果が出てしまうことです。たとえていえば、頭痛の患者さんに頭痛薬を出したところ、ある患者さんにはよく効くが、ほかの患者さんには効かないどころか頭痛が余計にひどくなった、というようなものです。

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