美容外科手術でトラブルを避けるために95

輪郭手術を書いています。

脂肪注入・脂肪吸引による輪郭形成術です。

輪郭にかかわる骨・筋肉・脂肪・皮膚のうち、ボリュームアップ・ダウンの両方ともにできるものが脂肪です。

脂肪吸引による輪郭形成を行う上では、やはり輪郭に脂肪がどれだけ関与しているかを術前に評価する必要があります。

大まかな方針としては、顔の下半分は脂肪吸引による減量を、顔の上半分は脂肪注入による増量を考えれば間違いないと思います。

脂肪注入については今までにも書いてきました。

脂肪注入の技術・理論はここ10年で最も発展した分野です。

注入する脂肪をいかに採取し、用意し、注入するかについてひと昔まえと大きく異なっています。

20年以上前は、吸引した脂肪を茶こし(もちろん滅菌はしていますが)にいれて大量の生食でじゃぶじゃぶ洗ってそれを注入していました。

今これを行っているクリニックはかなり珍しいのではないでしょうか。

また注入にあたっても1か所に大量の脂肪を一塊にして入れていたクリニックもありました(そこで豊胸手術をうけた患者さんは術後に感染して悲惨なことになっていました)。

何が申し上げたいかというと、こういった技術革新が起こっている最中の技術に関しては常に新しい情報を手に入れていかなければ時代遅れになってしまいます。

もちろん、その情報が正しいかどうかは自分自身で判断していかなければいけません。

続きは次号で

美容外科・美容皮膚科
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