下眼瞼下制術 1

前回の続きです。

まずCPFの確認の仕方です。

これは下斜筋の遠心側にある膜状の組織ですので、まず素早く下斜筋を同定することが必要です。

これには粘膜切開の部位を円蓋部に置けばすぐに見つけられます。

ところがここに切開を置くと瞼板の下端を見つけるのに延々と粘膜下を剥離することになります。

これを実際に行ってみるとかなり難しく粘膜がボロボロになってしまう可能性があります。

もともとどこが粘膜でどこが組織かわかりにくいのに一定の層で粘膜下を剥離するなどという処置は神業です。

逆に瞼板の下端をしっかり同定するには、できるだけ瞼縁に近いところに切開を置くとわかりやすいのですが、これをすると今度はCPFを同定するのに同じように延々と粘膜下を剥離するか、眼窩脂肪側からアプローチするなど遠回りをしないといけなくなります。

当然剥離範囲がとても大きくなり、術後の粘膜浮腫が半端でなくなります。

このように粘膜切開の部位をどこに置くかはこの手術の天王山になります。

これを解決する方法が今回の新しい下眼瞼下制術のキーポイントになります。

さあー、いよいよ次回はこのキーポイントの秘密を明かしますよー。

(ひっぱりますねー、笑)

美容外科・美容皮膚科
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