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院長ブログ

鼻における移植材料として人工物について書いています。

人工物のメリットについて書いてきました。

美容医療における人工物の代表は「豊胸バッグ」です。

これも何十年も前から使用されてきています。

その間にいろいろな材料が出ては消え、出ては消えていきました。

最近でも「アラガン」社のテキスチャータイプのバッグの危険性がいわれるようになりあっという間に使用中止になりました。

実はこのバッグが今までのバッグと違うのは、国内で「豊胸バッグ」として最初に正式に認められたバッグだったのです。

何年も治験を行い厳しい(と思われていた)検討・調査の末に厚生省に認められたにもかかわらず、あっという間に使用中止になりました。

この経緯からわかるように、人体に人工物を使うことはどんなに慎重に検討・調査しても100%安全とは言い切れない、という事実です。

今は「鼻」について早く書きたいのであまりこの問題こだわっていられませんがいろいろなメリットはあるにしても人工物の使用には慎重にならざるを得ないという事実を知っておきましょう。

脂肪注入について、美容外科のなかで過去10年ぐらいでこれほど評価が変わった手術法はないと思います。

私が美容外科にかかわりをもつはるか前から「脂肪注入」は行われていました、30年以上前からです。

評価がどう変わったかといえば、「よくなった」のです。

10年ぐらい前までは、脂肪注入の評価は「どうせ全部なくなるんでしょ」といった感じでした。

山中先生が「iPS細胞」でノーベル賞を取って再生医療に注目が集まるようになったころ(2012年)からでしょうか。

さらに美容外科領域で脂肪注入が俄然再注目されるようになったのは「豊胸バッグ」騒動以降でしょう。

我々のクリニックでもここ数年の傾向として「脂肪注入」術の件数は爆発的に増加しています。

以前の記事に書きましたが、今年の3月に「脂肪注入」関連の論文まで出してしまいました。

ここまで発展する手術手技になるとは10年前には夢にも思いませんでした。

美容外科の7不思議のひとつに異物注入による豊胸術のトラブルがあります。

昭和初期から始まって最近もこの手術による被害者は後を絶ちません。

今から20年以上前に出た「アメイジングジェル」「アクアジェル」は記憶に新しい注入異物で結局トラブル続きで今は誰も使用していません。

ところが今から3~4年前、親しくしている美容外科医に「先生、今度のは大丈夫だから・・・」と勧めてくれたのが「アクアフィリング」でした。

これまでにもいろいろな充填物が文字通り「出ては消え、また出ては消え」でしたので今度も例外ではないはず、と思って私は手を出しませんでした。

案の定しばらくたってから美容外科学会のほうからこのアクアフィリングに対する注意喚起が出されました。

安全性が確認されていないので使用を控えるように、という内容でした。

なぜこのように何度も同じことが繰り返されるのでしょうか?

やはりこれも人間の欲望とそれを簡単に解決できる方法を熱望する患者さんがいらっしゃる限り繰り返されるということです。

残念ながらこういった「簡単に欲望を満たすことができる」ことはめったに実現しません、これは美容外科に限ったことではないです。

悲しい人間の性ですね。

そしてそれでひどい目にあってもしばらくすると忘れてしまうのも人間の常です。

「今度のは大丈夫だから・・・」って、全くバブルと同じですね。

いつかは崩壊するのも全く一緒です。

地道なのが一番、ということでしょうか。

豊胸に関しては、完ぺきではないにしても脂肪注入によるものが比較的安全・確実という流れができつつあります。

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