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院長ブログ > 院長ブログ > 脂肪吸引術

脂肪注入に対して脂肪吸引はボリュームダウンの効果を出せます。

しかし、これもブラインド手術ですのでできればフェイスリフトなどで実際に顔の皮膚の下がどのようになっているかを熟知したうえで行いたいものです。

もちろん効果を出すためにはある程度脂肪を吸引しなければいけませんが、吸引量が増えれば増えるほどリスクが高くなることを知っておく必要があります。

皮下脂肪の下にはSMAS、その下には顔面神経や顔面動脈があります。

過去に他院で脂肪吸引を受けた患者さんのフェイスリフトをすると、その多くがぎりぎりまで吸引されていてよく後遺症を起こさなかったものだと冷や冷やします。

脂肪吸引はブラインド手術の典型ですが、ブラインド手術は初心者でも手が出しやすい反面、技術的には本来高度なものが要求されていることを肝に銘じる必要があります。

脂肪吸引そのものについてはボディの項目でもう一度詳しく書いていきます。

ここでは一言

脂肪吸引の出来上がりに一番影響するものは実は「皮膚のテンション」です。

皮膚のテンションが落ちている(顔ならたるみがある状態で)人に脂肪吸引をするとどんなに丁寧に細かく吸引しても仕上がりに凸凹が生じる可能性があります。

したがってやや年配の方であれば必ずフェイスリフトを併用する(同時でなくても大丈夫です)必要があることを術前に説明しておくとトラブルを避けることができます。

輪郭手術を書いています。

脂肪注入・脂肪吸引による輪郭形成術です。

輪郭にかかわる骨・筋肉・脂肪・皮膚のうち、ボリュームアップ・ダウンの両方ともにできるものが脂肪です。

脂肪吸引による輪郭形成を行う上では、やはり輪郭に脂肪がどれだけ関与しているかを術前に評価する必要があります。

大まかな方針としては、顔の下半分は脂肪吸引による減量を、顔の上半分は脂肪注入による増量を考えれば間違いないと思います。

脂肪注入については今までにも書いてきました。

脂肪注入の技術・理論はここ10年で最も発展した分野です。

注入する脂肪をいかに採取し、用意し、注入するかについてひと昔まえと大きく異なっています。

20年以上前は、吸引した脂肪を茶こし(もちろん滅菌はしていますが)にいれて大量の生食でじゃぶじゃぶ洗ってそれを注入していました。

今これを行っているクリニックはかなり珍しいのではないでしょうか。

また注入にあたっても1か所に大量の脂肪を一塊にして入れていたクリニックもありました(そこで豊胸手術をうけた患者さんは術後に感染して悲惨なことになっていました)。

何が申し上げたいかというと、こういった技術革新が起こっている最中の技術に関しては常に新しい情報を手に入れていかなければ時代遅れになってしまいます。

もちろん、その情報が正しいかどうかは自分自身で判断していかなければいけません。

続きは次号で

脂肪吸引において一番大事なものはなんでしょうか?

単純に考えれば「皮下脂肪」になりますが、実はもっとも大事なものは「皮膚」です。

脂肪吸引が成功するのも失敗するのもこの「皮膚」の評価が最も大事なものになります。

脂肪吸引で皮下脂肪が減量すればいい、と割り切れるなら皮膚の問題は少なくなりますが、特にボディラインを意識した脂肪吸引を考えるのであれば皮膚の問題は避けて通れません。

術後に滑らかなラインを実現するにはある程度の皮膚の「緊張」があることが前提になります。

いわゆる「張り」ですが、この緊張が失われているとどんなに丁寧に脂肪吸引しても術後に凸凹になりやすいのです。

この皮膚の「緊張」に関係している要因が「年齢」になります。

若い人ほど皮膚の緊張がありますので、皮下脂肪が減るとともに皮膚の「縮み」が起きて引き締まりきれいなラインが作られます。

このことはダイエットによる体重減少でも見られることですから想像するのはむずかしくありません。

脂肪吸引の場合皮下脂肪の減量効果が短時間で起きるのでさらに皮膚の緊張による影響が顕著になります。

脂肪吸引で「皮膚の緊張」について指摘されることがあまりないので、まずこの大事な問題について指摘させていただきました。

以後脂肪吸引については、この皮膚の緊張の問題がないことを前提にして書いていきます。

脂肪吸引はダイエットではありません。

どちらかといえば、「部分痩せ」に近い考え方です。

体重を減少させることが目的ではなく、ボディラインの改善ともいえます。

ただし、脂肪吸引は皮下脂肪を減らすことだけしかできませんので皮下脂肪の多い人ほど改善できる余地が大きいといえます。

現在脂肪吸引としていろいろな方法が行われていますが、原則皮膚に開けた小孔から専用の管を挿入して陰圧をかけて脂肪を吸引していきます。

体表に大きな傷をつけないでボディラインなど見た目が改善できる点は、まさに「美容外科」の理想と近いものです。

脂肪吸引術の歴史は50年ぐらいで、それ以前は脂肪切除術が行われていましたが脂肪吸引法の開発で爆発的にこの手術が広まっていったのもこの理由によります。

しかし、この体表に傷をつけないということが脂肪吸引の限界あるいは欠点にもなってしまうことはあまり知られていません。

そういったことも含めて次回以降で詳しく書いていきます。

脂肪注入について書いてきましたが、吸引についてはいままで書く機会がなかったので今回まとめて書きたいと思います。

実は脂肪注入もまずは脂肪吸引で採取した脂肪を使っていますので、当然関連が深く大事な手技になります。

脂肪注入についてはほかの先生たちに多く語られていますが、脂肪吸引・採取についてはあまり注目されていないように感じます。

私自身、開業当初を含めて過去に勤務医として働いていたクリニックでは多くの脂肪吸引術を経験していた関係で論文も発表していました(2008年)。

その後、特にここ10年ぐらいは痩身目的の脂肪吸引術が減少し、前述したように脂肪注入関連の脂肪吸引術が激増しています。

当院で痩身目的の脂肪吸引が減少した一番大きな理由は、痩身器械の導入によります。

クールスカルプティング、Mスカルプトなど結果が安定している器械に患者さんが流れていて、最初から脂肪吸引術希望の患者さんが少なくなりました。

この手術は、術者も痩せるといわれるほど体力が必要な手術で、私自身の加齢による体力気力の低下も患者数減少の一つの要因かもしれません笑。

しかしいまだに脂肪吸引術に対しては、私自身のこだわりというものもあります。

それについては、次回以降に書いていこうと思っています。

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