八事石坂クリニックTOP 総合診療メニュー シワ(ボトックス注射・ヒアルロン酸注射)

シワ

ボトックス注射

顔の表情にともなってできる「表情じわ」には<ボツリヌス毒素注射>が有効です。

この注射はボツリヌス菌によって作られる毒素(ボツリヌストキシン)を注射用に精製・希釈したものです。

  • 安全性は高く顔面痙攣などの治療としても使用されています。
  • 治療部位に直接皮下注射をしますが、効果が現れるのに4日ほどかかります。
  • 効果の持続期間は6〜10ヶ月です。反復注射しても特に問題ありません。

通常もっともよい適応部位は、

1.眉間

ここにたてじわができると深刻な表情に見られたり神経質なイメージになります。
この部位にある「皺眉筋」という小さな筋肉が縮まることでしわができます。
手術でこの筋肉をとることもできますが、比較的大きな傷ができることや神経損傷の可能性があるので最近ではボツリヌス毒素注射が一般的になっています。
眉毛の上と眉間の部分に数か所注射すれば完了です。

2.目じり

「からすのあしあと」と呼ばれるもので、笑うと深くなります。
「眼輪筋」の外側の部分の収縮でしわが生じます。
この筋肉の一部分も手術で取り除くことができますが、効果が不十分になることが多いため、ボツリヌス毒素注射が一般的です。
効果はほぼ100%、特に問題となる副作用もありません。
この部分に数か所皮下注射をするだけです。
老化がすすんでしまうと、笑っていないときにもしわが残るようになります。この段階になると治療が難しくなります。

3.おでこ

おでこにできる横じわで「たこ」のようにみえます。
おでこにある「前頭筋」の収縮によってしわが生じます。
上まぶたが重く、常に眉毛をあげてものを見る癖のある人に、目立ちます。
眉毛に近いところをさけて数か所皮下注射します。

その他の特殊な部位への注入

顔面の表情筋

1.上口唇

上口唇全体にみられる細かい縦じわ。
口をすぼめるとしわが強調されます。

「口輪筋」の収縮によってしわが強調されます。
この筋肉の動きを完全に止めてしまうと口笛が吹きにくくなったり、ストローでものが吸えなくなりますので控え目の量を注射して治療します。

2. あご

口をつきだすとあごに「うめぼしの種」のようにみられるしわ。

「頤筋」とよばれる特殊な筋肉の収縮によって皮膚がまだらに引き込まれることで生じます。
年齢に関係なく若い人でも見られます。
比較的あごの小さい人や口を閉じるときに力が入りやすいひとに多く見られます。

この筋肉内に数単位注入します。効果は確実です。
手術などの方法では治すことができないので今のところこの注射が一番いい方法と考えられています。

3.鼻根部

この部分のよこじわは「鼻根筋」の収縮によって生じます。眉間の縦じわと一緒に治療することが多いです。

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ヒアルロン酸注射

上記のしわ以外に「ほうれい線」、「下瞼頬溝」、「頬割れ」などがあります。

ヒアルロン酸はもともと人間の体のなかにあるものです。それを生物学的に合成し注射製剤としたものが「ヒアルロン酸注射」です。
この製剤は動物由来ではありません。

製品は国内で製造したものはなく、すべて輸入品になります。
最近、ヒアルロン酸製剤に麻酔薬を入れたものも出回ってきました。

ヒアルロン酸注射はお顔の比較的深いしわを目立たなくするのにむいています。
原理は単純で、ジェル状になったヒアルロン酸をへこんだ場所の皮膚に注射し、もりあげて目立たなくします。

治療部位で最適なところは「ほうれい線」です。
つぎに「下瞼頬溝」(目の下と頬との境目あたり)に注射することも多いようです。

しわの治療ではありませんが、いわゆる「プチ整形」と呼ばれるものもこのヒアルロン酸注射を使います。
ヒアルロン酸製剤にはいろいろな硬さがあり、顔の部位によって使い分けが必要です。
まぶたや目じりは皮膚が薄いので、柔らかい製剤が向いています。
法令線に注射する場合は中ぐらいの硬さのものを用います。「プチ整形」には硬い製剤が好まれます。

ヒアルロン酸の持続期間ですが、通常10ヶ月から1年ぐらいで吸収されますので、その頃に追加注射が必要です。

〜ヒアルロニダーゼ〜

ヒアルロニダーゼ解説図

ヒアルロン酸はいつかはなくなりますので、万が一注入の結果が良くない場合でも待っていただければ元にもどります。

しかし、今すぐ消したい場合には、「ヒアルロン酸」を溶かす注射があります。これを「ヒアルロニダーゼ」といいます。

この注射は、粘稠性ムコ多糖であるヒアルロン酸のアセチルグルコサミド結合を加水分解し、粘度を低下させ組織透過性を増大させます。

これによって注入されたヒアルロン酸は分解・拡散されます。



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