下まぶたの若返り

下まぶたのたるみについて

下まぶたのたるみの原因には、

●まぶたの皮膚・筋肉の張りがなくなることで起きるもの
●眼窩脂肪の量が多いことで起きるもの

があります。通常はどちらか一方が原因というよりもその両方が原因で起きることのほうが多いようです。

治療方法は、

  1. 皮膚を引っ張る
  2. 筋肉・皮膚の両方を引っ張る
  3. 脂肪を切除してへらす
  4. 脂肪をずらして位置をかえる
  5. そのうちのいくつかを組み合わせる

といったことが考えられます。

その患者さまの下まぶたの状態、改善の希望の程度などを考慮して手術方法を考えます。
下まぶたのたるみには手術以外の有効な方法が今のところありません。
サーマクールなどの高周波治療でもなかなか改善しません。

ここで注意しなければいけないことが2点ほどあります。

  1. 下まぶたで最も気になる老化に、たるみ以外の小じわ・ちりめんじわがあることです。
    これは逆に手術ではなかなか改善しません。手術後一時改善することがあってもそれは腫れによるもので3ヶ月もするともとにもどってしまいます。
    おもに下まぶたの皮膚の乾燥が原因でおきると考えられています。
    これらの改善には、手術ではなく現在もっとも新しい治療といわれているPRP療法が適していると考えています。
    涙袋をつくってもいいのであれば、ヒアルロン酸注入で涙袋をつくりこじわを改善することができます。こじわ1本1本にヒアルロン酸の注入をすることはむずかしくかえって数珠状になり見栄えがよくありません。

  2. 下まぶたの老化は、頬(ミッドフェイス)の老化との関係が密接でむしろミッドフェイス全体の老化の一部と考えたほうが妥当なことが多いことです。
    したがって下まぶたの若返り治療を考えるときはミッドフェイスの若返りも同時に考えなくてはならないことが多くあります。
    ミッドフェイスについては「フェイスリフト」の項を参照してください。
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手術の方法について

I.下眼瞼切開

まつげの付け根にそって切開します。
目じりをこえて1〜2cm外側まで切ることが多いのですが、しわ(いわゆるカラスの足跡)にそって切るのでそれほど目立ちません。

たるみ取りには皮膚だけでなく、眼輪筋まで一緒にはがす方法(筋皮弁法)が適しています。その時同時に「眼窩脂肪」の処置もできます。

皮膚だけはがして伸ばす方法(皮弁法)は、皮膚そのもののしわを改善するのに用いますが、前述したようにこじわ・ちりめんじわには無効ですし 、下眼瞼のたるみ取りの最大の合併症である「下眼瞼外反」の可能性も大きくなります。

皮膚切開筋肉処理と眼窩脂肪の処理を行います。

arrow 皮膚切開筋肉処理について

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arrow 眼窩脂肪処理について

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II.下眼瞼脂肪切除(経結膜法)

下眼瞼の粘膜からアプローチし眼窩脂肪を切除することで眼瞼のふくらみによるたるみを改善する方法です。

この方法の利点は、下眼瞼の表面に傷がないことです。
したがって術後の下眼瞼外反がおこりません。

欠点は、術後かえって下眼瞼にこじわがめだつようになることがあることです。
こうなった場合にあらためて皮膚を切ることもできます。

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