
腫れぼったい目は、上まぶたが分厚く重い感じにみえるので美容的には好ましくない印象を持たれてしまいます。
その原因は、
この中で手術によって治せるのは、脂肪過多です。
まぶたの脂肪には浅い部分の脂肪と深い部分の脂肪があり、明らかに違いがあります。
●浅い部分の脂肪・・・線維組織が豊富でややかたい脂肪(隔膜前脂肪)
●深い部分の脂肪・・・そのほとんどがやわらかい脂肪でできていて薄い膜でおおわれています(眼窩脂肪)
一般のクリニックでよくおこなわれているのは眼窩脂肪切除術で、この手術によってまぶたの
中央まつげ寄りの部分の腫れぼったさが改善します。
脂肪切除に大きな切開創は必要ありませんので、埋没法と同時に行われることがほとんどです。
隔膜前脂肪切除術はあまり一般的でなく、この手術の名前を聞かれた人もほとんどないと思われます。
上まぶたのなかでどちらかといえば眉毛に近い方の腫れぼったさを改善するのに有効です。
特に眉尻・眉頭付近をすっきりするのに向いています。
この手術は比較的大きな切開創を必要とするため、切開式重瞼術や眉下切開創を必要とする手術と同時に行う場合がほとんどです。
手術を解剖学的に正しく行うのは難しく、経験の浅い美容外科医にはできません。
隔膜前脂肪の多い人は、このようにまぶたの外側が腫れぼったい印象になります。(図1)
切開式重瞼術と同時に行うことがほとんどですが、図2〜3のように眼輪筋と隔膜の間に脂肪組織と結合組織が混在しています。
これを切除することで、腫れぼったい瞼をすっきりすることができます。(図4)

もともとまぶた全体が腫れぼったい人はもちろん、過去に重瞼術をうけてかえって瞼が厚く見えるようになってしまった人に向いています。
また、まぶたの内側(鼻寄り)のところに脂肪がついていて目と目の間が何となく扁平な感じが気になる人で、鼻はそれほど高くしたくない場合、この手術を併用することで少し堀が深い感じを出すことができます。
この手術で脂肪を取りすぎるとまぶたが落ちくぼんだ感じになり、かえって老けたイメージになります。
また術後重瞼ラインが乱れることがありますのでまぶたの中央部分の脂肪は少し残すようにしています。
