
目に関する患者さんの希望はほとんどが「目を大きくしたい」ということになりますので、まぶたの手術の目的は、黒目と白目を大きく見せる、ということになります。
たとえば二重にするとまつ毛にかぶさっている皮膚が引き上げられるため目が大きく見えるようになります。
実際に目の見開きを大きくする手術を考えてみますと、まぶたを広げる方向には4方向あるので(内側・外側・上・下)、それぞれの方向に広げる手術として次の4手術が考えられます。
目を大きく見せる効果は、1と3で80%、残り20%が2と4になります。
とにかく目を大きく見せたい患者さんには、まず目頭と上まぶたの手術をお勧めしています。
すでに目頭と上まぶたの手術を受けている人でさらに目を大きくしたい人には目尻と下まぶたの手術をお勧めしています。
もちろんその人の目にあった手術が最優先ですし、ご希望に応じて手術を選択されればいいと思います。
最初から目の大きさに加えて目の形にこだわられる患者さんもおられます。丸い目、切れ長の目、たれ目、つり上った目などです。
●丸い目がご希望であれば、目頭は切らずに上瞼の中央をできるだけあげるような挙筋固定術が必要でしょう。
●切れ長の目がご希望であれば、目頭と眼尻を両方切って上瞼の両端をあげるような挙筋固定術を行うといいと思われます。
●たれ目がご希望であれば、下眼瞼下制術が適応ですが、できれば目尻も同時に切ると効果が倍増します。
●それ以外で患者さんの希望で多いのは「すっきりしたまぶた」です。
いわゆる「まぶたの脂肪とり」がそれにあたります。一般のクリニックで行われている「脂肪取り」でまぶたがすっきりすることはあまりありません。
これは「眼窩脂肪」を中心に切除しているからです。
まぶた全体をすっきりするためには「眼窩脂肪」だけでなく、「隔膜前脂肪」も合わせてとると効果的です。(隔膜前脂肪切除はこちら)
分厚いまぶたの原因は、皮膚の厚み・脂肪過多・眼輪筋の厚みが考えられますが、手術でコントロールできるのは脂肪の量です。