日本人のノーベル賞受賞にあたって思うこと

今年もノーベル賞受賞の季節がやってきました。

去年に引き続いて今年も日本人受賞者がでてマスコミを中心に湧き立っています。

それはそれで日本人として大変喜ばしいことだと思います。

しかし、だからと言って今の日本の研究環境や研究者が優れていて未来も明るいと手放しに喜んではいられないように感じます。

最近の日本人ノーベル賞受賞者の研究の大部分は今から10年~20年前に行われたことを考えると、これはそのころの研究の成果が今評価されているに過ぎず、今行われている研究の成果への評価ではない、ましてや今後はどうなっていくか全くわからない、というところが気がかりです。

ちょっと前のSTAP細胞事件でも分かるように、今の日本の研究環境はあまりにも結果を性急に求められすぎていて10年~20年後の評価にはとても耐えられない内容となってしまっているのでないでしょうか?

これは美容外科の手術にも言えることで、手術の結果は10年たたないと本当のところはわからない、というのが正直なところですが、美容外科を取り巻く環境がそのような悠長なことを許さないのか、それに乗っかった安直な治療や、そういった治療をすすめる医師がもてはやされる時代のようです。

10年以上まえにもてはやされた安直な美容医療のなかで、10年経過した今、どれだけのものが生き残っているかを考えれば、今の治療法の中で今後も有効なものとして評価されるのはごくわずかであるといえるかもしれません。

美容外科・美容皮膚科
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